みなさんこんにちは、新人トリーターの西谷です。
私は“えのすい”で 2人目の獣医師として働いています。
先輩獣医師は私が生まれる前からこの“えのすい”で働いているベテランなので、イルカやアシカたちの検査や治療を一から教えていただいています。
4月中になんとかイルカの採血デビューを果たし、ようやく獣医師としての第一歩を踏み出した私も、ひょんなことからある動物を担当することになりました。

それは、ゴマフアザラシの「オガ」です。
「オガ」は去年“えのすい”にやってきた新入りで、夜は岩と一体化しながら寝て、昼はガラス面に鼻を押し付けるかわいい姿を見せてくれるマイペースな男の子です。
初めて私が魚をあげたときは「誰？」とじっくり観察し、警戒しながら食べていましたが、今では手から魚を食べてくれるようになり、だんだんと心を許し始めたようです。
最近はからだをさわられるのが好きで、給餌後にそろそろと寄ってきてお腹をこちらに向け、
「さわってさわって！」
とアピールしてきます。
ちょうど換毛の時期なので、かゆいのかもしれません。

「オガ」がお客さまの前でよく立ち止まってくれるポイントは 2カ所、ガラス面の右端と、左端です。
そこで待っていると、「オガ」の大きめの鼻の穴が開いたり閉じたりするところや、毛のきれいな模様がよく見えるのでオススメです。

これからは体重測定や採血のためのトレーニングも始まります。
「オガ」、これからいろいろなことを覚えていってね。
体重も今の 2倍くらいになるのかな？
私も「オガ」とともに成長していきたいと思います（体重だけは見習わないようにします）。