2014年09月06日
トリーター:加登岡

挑戦状

ハナゴンドウ「ビーナ」ハナゴンドウ「ビーナ」

イルカたちは体をなでてもらうのが大好きです。
特にオキゴンドウの「セーラー」は好きで、ショーの始まる前にいつもなでています。
ハナゴンドウの「ビーナ」もなでてもらうのが好きでよく近づいてきます。
1年前はなかなか触らせてくれなかったのですが、とても嬉しい変化です。

ある日、いつも通り僕が「セーラー」の身体をなでていると、「ビーナ」も体をなでて欲しくて近寄ってきました。
しかし、僕は「セーラー」で手が一杯で、その時は相手をすることができませんでした。
すると、「ビーナ」はなんと「セーラー」に対し、大きく口を開けて威嚇し始めたのです。
「ビ、ビーナが怒った!まさか喧嘩が始まってしまうのか・・・」
と僕は焦りましたが、人の心配をよそに「セーラー」はまったく気にしていません。
一方の「ビーナ」は何とか「セーラー」をどけようと威嚇を続けます。
口を開けて威嚇をしても無駄なことがわかったのか、次は何と猛スピードで「セーラー」に突っ込んでいきました。
さすがにこれは「セーラー」も嫌がるのではと思いましたが、よく見るとギリギリぶつからないように「ビーナ」も突進しています。
「セーラー」はというと特に気にする気配がありません。相変わらず、尾びれを撫でてもらってリラックスしています。

・・・「ビーナ」の挑戦はむなしく終わりました。

「セーラー」が満足して違う場所へと移動した所で「ビーナ」にアプローチをしたら、ゆっくりと近づいて来てくれました。
「ごめんね。お待たせ~」と声をかけ、ついに「ビーナ」の番!!
と思ったら素早いバンドウイルカの「マリン」が割り込みして来ました・・・

のんびり屋な「ビーナ」ですが、こんな果敢な一面もあるのです。
ぜひそんな「ビーナ」にみなさん会いに来てください!!

※その後、「マリン」と遊びつつ、しっかり「ビーナ」の体もなでました。

イルカショースタジアム

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