2014年10月27日
トリーター:唐亀

季節来遊魚の季節

季節来遊魚水槽季節来遊魚水槽

先日、季節来遊魚の採集に行ってきました。
晴れてはいるのですが、空気はひんやり。途中の木々も何となく紅葉していています。
まさにこの時期の朝方という雰囲気です。

現地に着くと、波もなく透明度も良さそうです。
さらに水温も高めで、外にいるより温かく感じるくらいです。これは期待が持てると意気揚々とエントリー・・・ したのですが。

今年はちょっと海の様子が違うようです。
もっとも毎年違うのですが、今年は・・・ という感じなのです。

そこらじゅうに乱舞しているのは温帯種のニシキベラ。チョウチョウウオの姿が見えません。
もっと南側の磯ではこの時期定番のチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオなどが多くが見られているとの情報がありましたが、あれっという感じです。
今回もこれは・・・ という感じ。
必死に魚を探します。透明度は良いので、目につけばすぐ発見できるのですが、いかんせん魚がいません。
例年見ないような種類を採集することができましたが、毎年の定番の種類がいませんでした。
特に南方系のベラの仲間が皆無で、ニシキベラばかり・・・ 。
しかし、以前に櫻井トリーターが採集してきてくれた魚たちがいるので、今年も季節来遊魚のリニューアルができます。
季節来遊魚水槽の先輩たちは、太平洋ゾーンのチョウチョウウオの水槽に行くことになるでしょう。
その中にいるテングハギの幼魚は最近鼻の所が角ばってきました。
さらに成長して立派なテングになってもらいたいものです。

相模湾ゾーン

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