2015年03月14日
トリーター:倉形

ペンギンたちの食事

フンボルトペンギンの給餌フンボルトペンギンの給餌

当館のフンボルトペンギンたちの給餌は、午前午後の一日 2回おこなっています。
午前の給餌時間はプールや陸場の掃除後で、午後は閉館 1時間前ぐらいのタイミングで行っています。給餌時は、ショーのための再トレーニングをおこなったり、また新たな遊びを行ったりする時間となります。

ただ、午前の給餌時は 1回目のショーを控えており、ショー参加の主力メンバーはトレーニングに集中するあまりに魚をたくさん与えては後のショーに差し支えるので、ある程度抑えて給餌をおこなっています。
午後の給餌時間は、ショーも終わり翌朝まで魚が貰えないので午前よりも多く魚を貰えますが・・・。
健康管理の一環で定期的に体重測定もおこなっているので、体重の増減を見て判断し、それぞれのペンギンのようすも見ながら給餌量を決めています。

毎回、給餌時間になるとペンギンたちの行列が発生します。我先に魚を貰いたいと行列中に小競り合いが勃発します。
こちらとしては、ちゃんと一羽一羽に手渡しであげるから「待ってて!」と言葉にしても、彼らには通用しません。中には、その小競り合いに巻き込まれないように、ほぼみんなが食べ終わったのを見計らってやって来るペンギンたちもいます。

給餌時、ペンギンたちを間近に見ていると魚の食べ方ひとつにしても本当に一羽一羽それぞれ個性があることがよく分かります。ぜひ一度みなさんもペンギンたちの食事風景を観察しに来てください。
きっと、みなさんのお気に入りのペンギンが見つかると思いますよ。

ペンギン・アザラシ

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