2015年07月11日
トリーター:笠川

赤クラゲ

ビゼンクラゲビゼンクラゲ

有明海で赤クラゲといったら、ビゼンクラゲのことです。
このビゼンクラゲ、実はみなさんもよく知っているクラゲです。
中華料理などで出てくるクラゲ(キクラゲではありませんよ)がそれです。
しかも、高級な部類に入ります。
美味しいクラゲというのは、食感で判定されます。この点で、ビゼンクラゲは美味しいクラゲとなります。
味は、調理次第ですね。
クラゲはいろいろな種類がいますが、食用になっているものは、傘が分厚いものとなります。なぜかというと、加工の際に、傘が薄いものだと、全部溶けてなくなってしまうからです。

このビゼンクラゲ、“えのすい”の目の前の海、相模湾で見られるものは、少し風貌が違います。
有明海で赤クラゲと呼ばれるビゼンクラゲは、口腕部分と付属器が赤色ですが、相模湾で見られるものは、薄い水色でスナイロクラゲと呼ばれます。


スナイロクラゲ

現在どちらも展示しています。
スナイロクラゲはクラゲサイエンス、ビゼンクラゲはクラゲファンタジーホールです。
バックヤードで育てて、ようやくおとなに近い立派な姿になっています。
ぜひご覧ください。
以前、天然ものの大きなスナイロクラゲを展示したときに、あるお客さまはラピュタみたいといっていました。
みなさんはどうですか?
まだ小さいですが、かわいいサイズです。

クラゲファンタジーホール

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