2015年10月11日
トリーター:樋口

かわいいお魚流れてきた!季節来遊魚

今年すこし採集してきた個体たち。予備槽にいて、展示替え待ちです。今年すこし採集してきた個体たち。予備槽にいて、展示替え待ちです。

みなさんこんにちは!
本日は 3連休の中日なのにあいにくの雨と曇り空で残念ですね。
私も先日、お休みをいただいて南の島に行きましたが、晴れの予報が曇り空と大雨で、雨女の称号を定着させつつあります。

今回はこの時期になると熱い!あの魚たちについてお話します。

「季節来遊魚」ってみなさんご存知ですか?

特定の「季節」に、「来遊(やってくる)」魚たちです。
どういうことかといいますと、南方に生息している色鮮やかなチョウチョウウオなどの魚たちは、浮遊卵といって浮くタイプの卵を産みます。
この卵が黒潮という暖流にのって、ふ化、成長しながら初夏~秋に関東付近の海に流れ着きます。
流れ着いた夏や秋は、関東でも水温が高いので、南方系の魚の幼魚たちは、すくすく成長します。

でも・・・ 冬になると関東付近の海は、すごく寒く冷たくなりますよね。
この低水温に、流れ着いた南方系の幼魚たちは耐えられません。
冬の寒さを乗り切れずに死んでしまうんです。
なので、「季節来遊魚」は「死滅回遊魚」、「無効分散」とも呼ばれます。

自然界では直に寒さに耐えられずに死んでしまう彼らですが、この魚たちを採集して飼育することを趣味としている方々もいます。
私もまさにその一人なのですが、毎年流れてくる魚種が違ったり、採集した幼魚を手塩にかけて成長させる楽しみは何にも変えられないくらい楽しいです!

今年は長年の夢だったある魚を採集できて、あまりの嬉しさに今後の人生の目標を失いかけているところです!
休みの日はろくに外にも出ず、こまめに餌を与え続けています!
我が子が家で待っていると思うと、仕事の効率も上がりますね!!

すみません、熱が入り過ぎてしまいました(笑)

現在、“えのすい”で展示をしている季節来遊魚は、毎年更新しています。
飼育していると、どんどん大きくなってしまいます。
みなさまには実際に海で見られる季節来遊魚の大きさを見ていただききたいので、毎年採集した個体に展示変更しています。(大きくなった個体はもちろん他の展示水槽や予備槽で元気に暮らしています!)

実はもうすぐ今年の季節来遊魚を採集しに行くのです!
海も少し寒くなってきて、若干の不安がありますが、頑張って採集してきますので今年の展示変更を楽しみにしていてください!

昨年、採集してきた個体たちが見られるのはあとわずか!
ずいぶん大きく成長していますので、ぜひ見に来てくださいね。


季節来遊魚水槽

相模湾ゾーン

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