2016年01月23日
トリーター:北嶋

見納めになる水槽

寒いですね。
雪が降りそうな予報ですが、江の島ではかろうじてまだ降っていません。
暖かいウミガメプールが温泉のように白く湯気だっています。

もうすぐ週が明けると休館日になります。
[ 休館日のお知らせ アクセス・営業時間・料金 ]
休館日中は館内各所でメンテナンスがおこなわれます。
私たちトリーターは掃除やら展示替えやら予定が詰め詰めです。
なので、休館日明けの 29日からは手が行き届いてきれいになった“えのすい”になっているのでしょう。
その代り、いまある展示が 25日で見納めになってしまう水槽があります。
私が担当している水槽もその 1つです。
「太平洋」の木に登るカニたちが見られる通称“マングローブ水槽”です。
ここは先輩トリーターが愛情持って作り上げた水槽ですが、担当替えがあったこともあり、心機一転展示変更をすることにしました。
どんな水槽になるかは、休館日後のお楽しみとして、いまのマングローブの展示も私は好きでしたので、ぜひみなさんに変わる前の姿も見ていただけたら嬉しいです。
隠れ場所が多いのでカニやハオコゼなど隠れキャラが多いことや、レイアウトとして設置している木にすぐフナクイムシが取りついて木をボロボロにしてしまうことや(ふーふーと木のかすをよく吐出していて、見ていると面白いです)、今ではこの水槽の顔になっているヒメツバメウオはここでかなり成長したことなど、いろいろ思い出されます。
たまーにどうしても水槽に入らないとメンテナンスできないとき、掃除が終わって出ようとすると水面が低くて狭いのでどうしてもレイアウトを崩してしまい、また入って直し、出ようとして崩し、、を何度となく繰り返すという思い出もあります。

新しい水槽もたくさんの思い出ができるように長ーく楽しめる水槽をつくりたいな、と思います。

太平洋

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