2016年02月10日
トリーター:松崎

相性

ビーナ(左)とセーラー(右)ビーナ(左)とセーラー(右)

“えのすい”で生活しているイルカやクジラ、それぞれ性格があるのはご存知ですよね?
性格が違うので動物同士の関係性も面白いんです。

私たち「ヒト」にもあるように、イルカやクジラ同士にも相性があります。

今回は、オキゴンドウの「セーラー」とハナゴンドウの「ビーナ」!

「セーラー」は、普段はとても優しい性格をしていて、他のイルカたちが喧嘩をして追いかけ合いになっていると、間に入って喧嘩を止めに行ったりと面倒見が良いです。
ただ、一番大きな体をしているので怒り出すと豹変してプールを泳ぎ回ります。
そうなると・・・ 同じプールで生活しているイルカたちは必至に逃げ回ります。
そんな一面も!

「ビーナ」は、とーってもマイペースです。
気分屋なのでモチベーションを上げるのが大変!
モチベーションが高いときは、何回でもジャンプを飛んで戻って来なかったりするのに、モチベーションが低いときは、合図を出しても反応してくれなかったりします。
また、そこが面白くてファンの方も多いです。

そんな 2頭の関係性は『遠すぎず、近すぎずのおとなの関係』です。

「ビーナ」は「セーラー」がいると落ち着くらしく、ショーがない自由な時間にはよく「セーラー」の近くにいます。

2頭の生活しているメインプールは、大きいプールと小さいプールを自由に行き来できるようになっています。
トレーニングの中に「ビーナ」を「セーラー」がいない方のプールに移動させようとすると嫌がってついてきてきてくれないことがあるぐらいなんです。

この 2頭は仲良しで、ずっと一緒がいいのかと思ったらそうでもなくて・・・
1人のトリーターが、2頭で一緒に合図を出そうとすると・・・
「セーラー」は、『私だけを見て~!』と興奮し出したり、「ビーナ」は、『一緒は嫌~』という感じで寄って来てくれなかったりします。

なかなか難しい距離感があるようです。

ぜひ、この個性豊かなメンバーに会いにきてください♪

イルカショースタジアム

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