2016年02月17日
トリーター:岩崎

キンメダイ支度中

2015年のキンメダイ展示2015年のキンメダイ展示

いよいよ本格的なキンメダイのシーズンがやってきました。
春一番の大嵐があった前日は、酒匂川河口にはマッコウクジラの漂着がありました。
そして時化前の初島沖では、キンメダイが大豊漁だったそうです。
お世話になっている釣り船 天恵丸の船長さんが、操船の合間にキンメダイを釣り上げて、生簀の中で活かして持ち帰ってくださいました。
キンメダイ釣りのポイントは、いつも風が強く、うねりも高いので、操船するだけでも一苦労だと思いますが、そんな中でもキンメダイを生かして確保できる船長さんの腕前には、本当に驚かされてしまいます。
その日の内に譲り受けたキンメダイは、ただいまバックヤードで展示に向けた準備を進めています。
“武士は食わねど高楊枝”といったことわざが、ぴったり当てはまるような魚で、なかなか餌を食べてくれず、飼育に苦労させられます。
赤い体色に大きな眼、いかにも深海魚といった風貌と合わせて、プライドが高いところもキンメダイの魅力なのかもしれません。
昨年 12月にも釣り採集を試みましたが、あえなく空振り。
今度こそ自力でも確保すべく、採集計画を進めています。

まず天候に恵まれて“出船できること”
続いてどこを移動しているかわからない“キンメダイの群れに当たること”。

大型電動リールや長い仕掛けを扱う釣の腕前もさることながら、運次第といったところも大きいキンメダイ釣りです。
次回採集チームの運と実力に期待しましょう!
キンメダイの再展示にもご期待ください。
 

太平洋

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