久々に、ブリーディングプールで子育て中のバンドウイルカ「ミュー」のお話です。

私と「ミュー」で今練習していることがあります。それは「ここに吻先でタッチして待っててね」という練習。

文章で読むだけでは、なんだか簡単そうに思えるかもしれません。でも、この練習がなかなか難しいんです。

まずは「ミュー」に、ここに吻先をタッチしてねというところから始めます。手に吻先をタッチすることはもう理解しているので、手で壁まで誘導し壁にタッチすることを伝えます。（冒頭の写真）


ここまではスムーズに伝わります。

今度はタッチした状態をキープできたところを褒めて「待っててね」を伝えます。「ミュー」は何度か繰り返しているとすぐに理解してくれました（＾＾）

さて、ここからが難題です。

さらに、トリーターが移動したり、姿を消したりしても「ここに吻先でタッチして待っててね」を伝えます。

今「ミュー」とこの段階を練習しているところなんです。「ミュー」はトリーターが移動したり、体を動かしたりしても待っていられます。でも、トリーターの姿が一度消えて別の場所に現れると、“あれ、そっちにいったらいいのかな？”ってついてきてしまうんです・・・。姿が見えなくなると不安になってしまうのか・・・はたまた「待っててね」ということが伝わっていないのか・・・。

「ミュー」と私で練習をしている時は、毎回練習しているので見かけたらぜひ“ミュー、頑張れ～”と応援をお願いします♪　私が「ミュー」の前で変な動きをしている時は、おそらく「待っててね」の練習をしている時です（笑）