2016年06月16日
トリーター:岩崎

うおゴコロ

魚には個性や性格があるのでしょうか?
ダイビングショー“uogokoro(うおゴコロ)”に参加しているメンバーにいたっては、個性や性格があるように感じます。

まずは個性。
相模湾大水槽にたくさんいる同じ種類の魚の中でも、うおゴコロメンバーしかダイバーに近づいて来ませんし、抱きかかえることができません。
ウツボの中では「ラックス」、ネコザメの中では「タマ」だけは抱きかかえても嫌がらず、ホシエイの中でも「オセロ」だけがアクリル面に付いてショーに参加してくれます。
やはりその魚の個性かな?と思ってしまいます。

続いて性格。
イシガキダイの「モノドン」はちやほやされることが好きで、しゃべらない人は嫌いなようです。
入水してすぐダイバーに近づいて来ていたら、一番に相手をしないと拗ねたようにどこかへ行ってしまいます。
真っ先に相手をしても、「ドンおいで!おいで!」「よく来たね!回って!」「いいね!その調子!すばらしいね!」など声をかけないと全然回ってくれません。
ヒラニザの「チルチル」はいつも真っ先に来てくれますが、先に他の魚を相手にしても待つことができて、拗ねたり、他の魚やダイバーを攻撃したりすることはありません。
しゃべらなくても褒めなくてもしっかり付いて来てくれますが、ダイバーが呼吸する時に吐き出す空気を当てられることを嫌います。
モノドンとチルチルを比べても、種類のちがいだけではなく、性格の違いかな?と思ってしまいます。

魚には個性や性格があるのでしょうか?
特別な魚たちが活躍するダイビングショー“uogokoro(うおゴコロ)”の中で、答えが見つかるかも知れません。

uogokoro(うおゴコロ)

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