2017年01月19日
トリーター:北嶋

北の海から

冷たい海の水槽冷たい海の水槽

こんにちは。ここのところようやく冬らしい寒い日が続くようになってきました。あしたは雪が降るという予報も・・・寒いです。
つい最近、もっと寒い北の海からやってきた魚たちが仲間入りしました。
「太平洋」のコンブ(擬似)がたなびいている水槽です。

シマゾイとフサギンポとエゾクサウオです。
北海道の漁師さんが送って下さいました。現在あちらの海水温は 1~ 2℃のようです。(こっちの海は現在 15℃あります。寒い寒いといってもこう比べると温かいですね。)
さすがにそんなに冷たい水槽は“えのすい”にありませんので、バックヤードで少しずつこちらの水槽に合わせて水温を上げてあげました。
北海道でも夏は温かいですから、魚のようすを見ながら調整してあげれば大丈夫なのです。
みんな“えのすい”の環境に慣れてきたので、デビューに至りました。
どれもまだ小さくてかわいらしいです。


シマゾイ


フサギンポ

特におすすめはエゾクサウオです。
お腹の吸盤でガラスやコンブに貼りついていたりしています。
展示水槽ではまだ見たことがないのですが、体を曲げてお休みすることもあり、これがかなりかわいい。やってくれないかな。
フサギンポも石の隙間から顔を出していて、愛嬌たっぷりです。たらこ唇がたまらない。
深海をはじめとする冷たい水槽は地味な色で動きが少ない生き物が多いので素通りされがちなのですが、なかなかかわいい子が揃っています。どうぞよろしくお願い致します。


※予備水槽にいたときのエゾクサウオの写真です。展示に出したら茶色い柄が出てきたので、ちょっと印象が違うかもしれません。


水槽でのエゾクサウオ

太平洋

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