2017年06月11日
トリーター:樋口

あじさい水槽

みなさんこんにちは!

あじさい水槽はもうご覧になっていただけましたか?
あじさい水槽にはたくさんのハナダイたちが花びらのように舞っていてとてもきれいですが
実は目立たない生き物たちがたくさんいるんです!

きょうはそんな生き物たちをご紹介しましょう!

ケヤリムシ

ムシ!と聞くとギョッとしますが、ゴカイの仲間です。
鰓冠(さいかん)という呼吸や餌をとるための器官が花びらのようでとてもきれいですよ!
光や刺激を感じ取ると鰓冠が引っ込みます。
あじさいに紛れて底のほうにいますので探してみてください!

ココポーマアカフジツボ
呪文のような名前ですね。
赤紫色の殻があじさいを連想させます。フジツボはこう見えて甲殻類の仲間で、食用にもされます。エビやカニのような味でなかなかおいしいですよ!
パクパク?動く蔓脚(まんきゃく:殻から出ている熊手のような形です)に注目です!
底の岩の隙間にいますので、よく観察してみてください。
このココポーマアカフジツボは漁師さんからいただいたものです(ありがとうございます!)。

オオエダキサンゴ
意外とみなさんにあじさいだと間違われているようなのでご紹介します!
イソギンチャクのようにも見えますがサンゴです。
沖縄のほうで見るサンゴ(好日性サンゴ)とは少し異なり、陰日性サンゴの仲間です。
好日性サンゴと陰日性サンゴ、いろんな違いがありますが主なのは光合成をするかどうかでしょうか。好日性サンゴは字の通り、エネルギー生産を光合成でまかなうタイプのサンゴです。
陰日性サンゴは光合成を行いません、プランクトンなどを捕食してエネルギーを得ます。
このオオエダキサンゴも漁師さんからいただいたものです(ありがとうございます!)。

冨永トリーターと細部までこだわって作り上げた海中のあじさい水槽!
6月限定の展示ですのでぜひ見に来てくださいね!

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