2017年12月25日
トリーター:岩崎

冬休みは“えのすい”で!

シラスサイエンスシラスサイエンス

冬至を過ぎると急に太陽が力強くなるように感じます。
暖かくてかすみがかった相模湾を照らす光から、新春の訪れを感じる朝でした。

きょうはクリスマス。
ナイトワンダーアクアリウムとクリスマス関連のイベントは、きょうが最終日。
今夜は新年を迎える準備で大忙しの“”えのすいです。
年末ということで、今年のニュースをふりかえってみました。

まずは「シラスサイエンス」オープン!
世界に先駆けて成功したカタクチイワシのシラス展示を、今年の 3月にリニューアルしました。
生まれたばかりのシラスから、煮干しサイズのカエリ、そして親のイワシになるまで、カタクチイワシの一生を 3つの水槽で同時に展示できるようになりました。
今年は黒潮の大蛇行の影響か、相模湾のシラス漁が 12年振りの不漁となっているそうです。
海の変化は、あたりまえのように食卓に並ぶシラスにも大きな影響を与えるものですね。
水槽で飼育することもかなり大変なシラスですが、順調に繁殖を重ねて、現在は水族館 6世代目のシラスが成長中です。
リニューアルしたシラスサイエンスで、シラスの秘密に迫ってみてください。

続いては、有人潜水調査船「しんかい2000」が「機械遺産」認定!
8月にビックニュースが飛び込んできました。
機械遺産とは、歴史に残る機械技術関連遺産を大切に保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に、日本機械学会が認定するものです。
2004年の退役まで、20年以上にわたり数々の研究成果をもたらすとともに、日本の深海研究の飛躍的な発展に貢献したJAMSTEC(国立研究開発法人海洋研究開発機構)の有人潜水調査船「しんかい2000」が、機械遺産に認定されました。
“えのすい”では、2012年 7月から「しんかい2000」の常設展示を開始しました。
実物の「しんかい2000」とあわせて、コックピットの様子や深海調査研究の歴史を紹介しています。


しんかい2000

“えのすい”では、毎年 7月と 12月に公開整備のイベントを開催してきました。
公開整備では、元「しんかい2000」運航チームのみなさんによる船の構造や機器についての解説、外皮の取り付けなどの整備をご覧いただける他、深海調査潜航時の貴重な体験談などを聴くことができます。
公開整備は 12月 29日(金)14: 00~ 15: 30に開催予定です。
深海に興味がある方はお見逃しなく!

年末年始も休まず営業していますので、冬休みも“えのすい”でぜひお過ごしください。
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!

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