2018年04月23日
トリーター:岩崎

ウミガメの浜辺は花盛り

「ちょとこーい!」「ちょとこーい!」
森の中からコジュケイの甲高い鳴き声。
きびすを返して、街を飛び交うツバメの夫婦。
「ふうっ!」と息をかけ、タンポポの綿毛を飛ばす子どもたち。
路のツツジは満開で、ケヤキやイチョウの新緑は、風にゆられて眼を癒す。
気が付くと、ウミガメの浜辺は花盛り。

暖かい日が続いた今年の春は、季節が早送りで進んでいるように感じます。
ウミガメの浜辺では、ピンク色でかわいいハマヒルガオの花が咲き始めました。
一足早く咲き始めたハマエンドウの紫色の花や、コマツヨイグサの黄色い花、植栽のシャリンバイの白い花との共演は、春の大型連休にかけて見ごろを迎えそうです。
初夏の風を感じながら、のんびり泳ぐウミガメたちと合わせて、“えのすい”でゆったりとした時間をお過ごしください。

コジュケイは中国南部から、セイヨウタンポポはヨーロッパ、コマツヨイグサは北アメリカから、それぞれ 1900年代始め頃、日本に入ってきた外来種。
100年かけて、季節を感じるまでにとけこんでしまった生命の逞しさ。
100年先は、いったいどんな風景が待っているのでしょうか?
日々変化していく自然を、しっかり見つめていきたいと想う春の一日でした。


ハマヒルガオ


ハマエンドウ


コマツヨイグサ


シャリンバイ



ウミガメの浜辺

ウミガメの浜辺

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