2018年06月20日
トリーター:加登岡

飛べ!回れ!スピンジャンプ!!

カマイルカ「セブン」カマイルカ「セブン」

伴野トリーターの日誌『回れ!飛べ!スピンジャンプ!!』で、バンドウイルカ「シリアス」のスピンジャンプのトレーニングが紹介されていました。
実はスピンジャンプの練習しているのは「シリアス」だけではありません。
カマイルカの「セブン」も今練習をしているところです。
伴野トリーターの日誌にあったスピンジャンプのスケジュールを抜粋してみましょう。

1. くるくると回転する
2. 回転しながら上に伸び上がる
3. 回転しながら水中から勢いよく飛び出す
4. 助走を取って回転しながら高く飛ぶ
5. 飛ぶ位置の調整

トレーニング方法は「シリアス」と同じです。
しかし、重点をどこに置いてトレーニングを進めていくのかは、「セブン」と「シリアス」では少し異なります。
ターゲットを提示するとクルクルと回転しながら、吻先でタッチしようと伸び上がるトレーニングは「セブン」も「シリアス」も同じです。
その後に、「シリアス」は回転する意識を持ってもらうために、低い位置で回転し続けながらタッチし続けることをトレーニングに取り入れました。
「セブン」はというと、勢いよく伸び上がることを意識してもらうために、高い位置に提示されたターゲットに向かって伸び上がることに重点を置き、トレー二ングしました。
高さを出すと回転が少なくなってしまうのですが、全身が水中から出るようにトレーニングしています。

ターゲットに向かって回転しながら伸び上がる






「シリアス」は回転に重きを置き、「セブン」は高さに重きを置いてトレーニングしています。
最終的には、高くて回転の多いスピンジャンプを飛ぶという、ゴールは同じでもアプローチの仕方が違うのです。
このように同じ種目でも、トリーターの考え方や動物によって、トレーニング内容が変わってきます。
「シリアス」同様、「セブン」ものんびりとトレーニングを進めています。
どちらの方法が早く完成するかな、と伴野トリーターとこっそり勝負をしながら、楽しく練習です。
タイミングが合えば二頭の練習が見られるかもしれませんよ。

関連日誌
2018/06/14 回れ!飛べ!スピンジャンプ!!

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