2018年10月16日
トリーター:小形

きょうはボスの日

みなさんこんにちは!
タイトルを見て、「ん?」と思った方もいるでしょうか。
私はいつも、トリーター日誌を書く際、きょうは何の日かを調べます。
何かみなさんにご紹介できるネタに繋がれば面白いなと思っていつも検索するのですが、きょうはなんとも面白い『ボスの日』ということでした。

経営者と部下の関係を円滑にする日としてアメリカで提唱されたのが始まりのようで、ボスを昼食に招待したり、プレゼントを贈ったりして日頃の労をねぎらうそうです。
日本でも1988年からデパート業界で実施されているみたいですね。

さぁ、少し前置きが長くなってしまいましたが、私が担当しているペンギンたちにもボスはいると思いますか??
時々お客さまから、「あの子がボスですか? どの子がボスなんですか?」などと質問いただくことがあります。サルなどはボス猿を筆頭として、オス同士で勢力を争い合うようすが見られますが、ペンギンたちには、基本的には「ボス」と呼ばれるような、集団をまとめる存在はいません。

しかし、それぞれのペンギンたち同士で、この子には強気で向かっていけるけど、この子には歯向かえないなぁ、、といったような上下関係は見られます。それは個々の性格なども大きく影響しているかと思いますが、“えのすい”のペンギンたちでいちばん体が大きく、そしていちばん高いところに縄張りを持っているのが「トップ」という 17歳のオスです。
よく「トップ」はボスペンギンに見られることが多いのですが、飼育している私たちトリーターからすると、ちょっと失礼ですが、ボスのような貫禄は「トップ」からはあまり感じ取ることができません。。笑
フンボルトペンギンの寿命は約 25年とされていますので、年齢的にはベテランといっても良い頃に差し掛かっています。しかし少し気弱なところがあるせいか、ご飯を待っている時など、後ろからやんちゃな若いオスのペンギンにお尻を突つかれてしまうこともしばしば。まだまだオスの貫禄は物足りないかなぁ、、? と思ってしまったきょうこの頃です。

それでも近年は、卵を温めることに挑戦してみたりと、まだ子育ての経験はないものの、おとなのオスに少しずつ近付いている「トップ」でした。今後の「トップ」に期待!


きょうは何の日か調べてみると、いろいろなことを考えるきっかけになり、また知識も増えるので面白いですよ。ぜひみなさんも調べてみてください!

ペンギン・アザラシ

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