2023年10月29日
トリーター:藤田

ウツボ好きトリーターのウツボの話 16

みなさんこんにちは。 藤田です。
最近はすっかり秋めいてきて陽が沈むと肌寒いですね。一日の中でも気温の変化が大きいので、体調管理に気を付けて過ごしましょう。

さて、今月中旬に私は 1週間の調査航海にいっていたのですが、その間に相模湾大水槽にとっても大きな変化がありました。(調査航海のようすはフィールド調査をぜひご覧ください!)
トリーター日誌のタイトルからしてウツボの話をするんだろうなとお察しかとは思いますが、その通り、ウツボです!!
大水槽にウツボが新たに仲間入りしました。「ウツボ」というウツボです。実は私はこの普通のザ・ウツボが一番好きなんです。

潜って直接会うのはきのうが初めてだったので、一通り顔合わせをしてきました。そして、きょうは 2回目。カメラを持って会いにいってきました。それではさっそく新入りウツボの一部を紹介していきますね。

アカオニナマコと同じくらいの太さ、まだ若そうですアカオニナマコと同じくらいの太さ、まだ若そうです鼻先が曲がったように見えますが顎のかみ合わせがずれている個体です鼻先が曲がったように見えますが顎のかみ合わせがずれている個体です白っぽい個体と黒っぽい個体が一緒にいました、鼻管がやや短めです白っぽい個体と黒っぽい個体が一緒にいました、鼻管がやや短めです目より前は黒っぽく目より後ろが黄色多めですね、まだ若そう目より前は黒っぽく目より後ろが黄色多めですね、まだ若そう背鰭に欠けがあって見分けやすいですね、顔は白めです背鰭に欠けがあって見分けやすいですね、顔は白めです

ごく一部ですが、こんな感じで各個体の大きさ、色彩、ひれの欠けや鼻管の長さ、顔の雰囲気などを見ながらざっと個体の特徴を見て回ります。
ちなみに上の写真は全部違う個体ですよ!
個体識別ができると、ご飯を食べたかどうかなども分かり体調を把握しやすくなります。

まだまだダイバーに警戒する個体もいれば、すでにダイバーの手から渡すご飯を食べるほどの個体もいます。そのあたりの違いはやはり性格なのだろうと思います。反応の違いだけでも見ていて面白いです。

“えのすい”のベテランウツボは大水槽のど真ん中にどーーんと鎮座していることがありますが、新入りウツボはまだまだ岩に沿って端っこの方にいることが多いです。ちょっと遠いですが、正面からでも岩の裏や陰にいるウツボを観察することができます。

あれ!? アミウツボ!あれ!? アミウツボ!

そして実は新しいウツボがやって来る前に、アミウツボが大水槽にかえってきました。こちらは中々水槽の外からは見えにくいのですが、長い窓の岩がゴロゴロしているあたりをよーく覗いてみると見つかるかもしれません・・・!
ぜひ大水槽にやってきたウツボたちを見てみてくださいね。


バックナンバー
2020/07/17 ウツボ好きトリーターのウツボの話
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2020/10/09 ウツボ好きトリーターのウツボの話 3
2021/01/17 ウツボ好きトリーターのウツボの話 4
2021/02/01 ウツボ好きトリーターのウツボの話 5
2021/07/09 ウツボ好きトリーターのウツボの話 6
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