2008年01月28日

相模湾初島沖(2)潜航調査開始

  • 期間:2008年1月27日〜2月1日
  • 場所:シロウリガイ、ハオリムシ 他 調査採集
  • 目的:相模湾初島沖
  • 担当:足立


いよいよ、潜航調査が始まりました。
相模湾の深海底は、こんな風になっていたのか!
深海生物の代表選手ともいえるような、ハオリムシ、シロウリガイ、ヒバリガイが、それぞれ大きな群落を作っていました。
海底にシロウリガイの白い貝殻が一面に広がっている光景を目にしたときには、
「お、なかなかやるじゃん、相模湾!」
と、身内(?)の活躍をとても嬉しく感じました。
採集作業をしていると、これまたお約束のように、ソコダラがのっそりと画面に現れ、また闇に消えてゆきました。

午後の潜航が終わって、ハイパードルフィンが揚がってくる頃には、もうあたりは暗くなり始めていました。
投光器に照らされながら吊り上げられたハイパードルフィンは、白く輝いてとてもきれいでした。


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-03 「なつしま/ハイパードルフィン」による相模湾初島沖 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。


今回一緒に乗船している北里大学水産学部のホームページも同時にお楽しみください。
 [ 北里大学水産学部ホームページはこちらから

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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