2006年09月01日
トリーター:佐藤

なぞの渋滞


江の島では夏の終わりを感じさせるように、しとしとと雨が降っています。
海の家の営業のきのうで終わり、浜は人の姿がめっきり少なくなりました。
間もなく秋ですね~。

こんにちは、がらにもなくしんみりしている 魚類担当えのすいトリーターの佐藤です。

いきなりですがきのう、私は釣り採集に行きました。
水族館では生き物を集める為に、飼育員が直接フィールドに出て行きます。
さまざまな方法がありますが、今回は釣りという方法をおこないました。
どんな生き物を狙っていったのかはヒ・ミ・ツ(∂∇∂)
しかも、今回は釣り採集についてのお話ではありません。

今回の採集場所は静岡県の沼津から大瀬崎にかけてのポイントです。
それは、釣り採集の帰り道のことでした。
急に渋滞が始まったのです。
さらに進むと道の両サイドにも多くの車が停まっています。
人々はみな一様に同じ方向を見ています。
その目線の先には・・・。

元大型海上レストラン「スカンジナビア号」がありました。
1972年にスウェーデンで建造されたヨット型客船。
当時は「ステラポラリス」(ラテン語で北極星)の船名で、世界の海を渡っていました。
現役引退後は伊豆箱根鉄道に移動し、「スカンジナビア号」と名前を変えて沼津市西浦にて日本初の海上ホテルとして営業を始めました。
その後は、海上レストランとしてリニューアルしました。

そのスカンジナビア号が・・・。
動いてる!!!

普段は周りを鎖で固定されているはずなのに、小型の船に引っ張られてどんどん進んでいくではありませんか!
私は 10年以上、その場に鎮座している姿しか知りませんでしたから、ホントに驚きました。
こんなことめったにありませんから、そりゃ、みなさん見物しますよね~。
一緒に採集にいった人たちと、何事かと車の中で話していて、その時はまだどんな事情があるか知りませんでした。
気になったので水族館に戻った後にネットで調べてみました。
なんと日本を離れて母国スウェーデンに行くということで二度びっくりです。
同船は経由地の中国・上海での改修後、ストックホルムで海上ホテル・レストランとして使用される予定だそうです。

本日 9月1日を中心として今週が学校などが始まったりと、区切りの日になっていることが多いようです。
スカンジナビア号も新たに第三の人生(船生?)が始まりました。
長い前振りとなりましたが、結局、私が何をいいたいかというと、「みなさんも気持ちを新たにがんばりましょう!」です。

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