2008年04月22日
トリーター:戸田

唐揚げが飛んで行く

暑くも寒くもなく、外に出ることが楽しみな季節になってきました。
私はたばこを吸いますが、喫煙場所が屋外のため吸いやすい季節到来ですね。
「やめれば」っと声が聞こえてきますが、考え事がまとまるのでなかなかやめられません。きょう何を話そうかっと考えているのもたばこを吸いながらです。

この喫煙場所に小鳥がやってきます。
水族館で出たゴミを業者が回収する場所でもありますので、食べ物を探しにやってきます。
間近で生き物を眺めていると心が落ち着きますね。

一方、何もないところを一生懸命探している姿を見ると「何かしたい」という気持ちも起きますが、ここでは何もしない方が得策です。
湘南海岸一帯は昔からトビがいました。
「何かしたい」人がトビに餌をあげた結果、今では自ら人間の食べ物を奪う行動に出ています。
以前、きょうのような気持ちの良い日、外でお弁当を食べていました。突然後ろからバタバタと音がし、髪の毛が乱れました。後ろを振り向いても何もなく、正面に向き直ると遙か彼方をトビが遠ざかっていました。手元に目を落とすと箸の先にあったはずの唐揚げが消えています。
何もない箸先を見つめてしばし呆然。
数が減っている生き物は別として、日常の何気ない行動が思わぬ結果を招くこともあります。
何もせずゆったりと生き物を眺めていることが一番だと思います。

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