2008年06月03日
トリーター:倉形

キーワードは「はかる!」


ついに梅雨入り。例年よりも早いそうです。みなさんも嫌な時期ですよね。
この時期、水族館では館内の湿度が上がるのと同時に気温も上がり、展示水槽などのガラス面が結露するため、中のようすが見え難くなるので清掃担当者は館内をあっちこっち大忙しです。

さて前置きはこのくらいにして、本日は「測量の日」。
平成元年に当時の建設省(現国土交通省)が制定。この日を制定した目的は、測量と地図への幅広い理解と関心を深めてもらうことだそうです。

水族館では日常「測量」はおこないませんが、「はかる」という言葉はとても重要なキーワードです。
なぜかといいますと、生き物を飼育する上で健康管理は欠かせません。
例えば、水中の魚たちは海水や淡水といった水中に依存して生きているため、水環境を把握するためほぼ毎日水質測定をおこなっています。
また、海産哺乳類などの健康管理では主に「体温・血液・体重」など測定しています。
まだこの他にも測定している項目もたくさんあります。
しかし、事細かに測定方法やそれに伴った動物たちのトレーニングについて書いていると、読んでいるみなさんも疲れてしまうと思うのでこのあたりで終わりにしますが、ちょっとだけ耳寄り情報。
通常、動物たちの健康チェックは時間的に開館直後および夕方閉館間際あたりにおこなうことが多いため、みなさんも注意して動物たちを見ているとそのような場面に遭遇するかも知れませんよ。

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