2008年06月16日
トリーター:北田

深海生物展通信第 14号


きのう、肝心なことを忘れていました。
今回の展示の一つに水圧ケースがありまして、これの展示用としていろいろなものに水深 6500mと同じ環境の水圧をかけて変化を見てみようと思っています。

もちろん、一般では 650気圧ほどの高圧をかける装置などありませんので、水圧実験に関しても海洋研究開発機構(JAMSTEC)のご協力をいただいております。

理屈ではわかっていますが、
「どのように変化してくのか」「なぜ縮まないのか」。
やってみなくてはわからないものもあるはずです。

「空気が入っているからこう縮まるはずだ」ではなく、

「やってみたらこうなった」
   ↓
「何でだろう」
   ↓
「あっ、これはこの部分に空気が入っているからだ!」
   ↓
「そうか~」

というような、実物を見てから考えるちょっと違った水圧の考え方ができればと思っております。

ちなみに・・・
可能な限り加圧予定物を上げてみますと・・・
・マネキン頭
・ビーチサンダル
・樹脂製サンダル
・ドロップの缶
・ゴルフボール
・ピンポン玉
・軟球
・ペットボトル
・炭
・ボディボード
・ウエットスーツ
・栄養ドリンクのビン
・魔法瓶
・マンガ
・プチプチ
・ガチャガチャ
・バナナ
・メロンパン
・とうふ
・梅干のたね
・とあるフィギュア
・とあるフィギュア 2・3・・・
などです。
食べ物はずっと展示することができませんので、その場で食べてみます。
この食べ物に関しての結果のみ、6月25日の深海生物展通信、およびえのすい深海コーナーの「今月のおすすめ」先立ってお知らせする予定です。

どこまで展示できるかわかりませんが、結果をお楽しみに!私もとてもワクワクしています。

バックナンバー
[ 深海生物展通信 第 13号 ]
[ 深海生物展通信 第 12号 ]
[ 深海生物展通信 第 11号 ]
[ 深海生物展通信 第 1号~第 10号 ]

これから水深 6500mへ行ってきますこれから水深 6500mへ行ってきます

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

RSS