2008年09月01日
トリーター:今井

“川魚のジャンプ水槽”CM

急な大雨が最近よくありますが、増水した河川の魚たち(コイやオイカワなど)はどうしているのでしょうか?
水量が増した時は、石の間に隠れたり、障害物の陰に身を寄せたりしますが、氾濫するほどの濁流になったときには、流れの激しい川の真ん中を避け、比較的流れが緩やかな岸寄りに非難します。
以前、私は相模川が大水で堤防決壊した後に、大きな淵の状況を見に行ったことがあります。
そのとき、積み重なったテトラポットの間で、青黒くて平たい 40cm位の魚がジッとしているようでした。
「尺ベラだな」と思いながら、膝をついて水中を覗き込むと、何とっ!それは、巨大な魚の尾びれだったのでした。
たぶんメートル級のコイであったろうと思います。
頭部は確認できませんでしたが、幾つもの試練を乗り越えてきたような落ち着きを感じました。

ところで、増水時とは逆の話ですが、川魚のジャンプ水槽は、渇水時の川魚の非難行動をうまく利用した展示です。
ちょっと慌てた魚をゆっくりとご覧ください。

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