今週のおすすめは、クラゲファンタジーホール入口の円柱水槽にいるタコクラゲです。
夏の終わりはタコクラゲのシーズンです。
この時期、相模湾のとある漁港にでかけると、ポコポコ泳いでる姿をみることができます。
そのクラゲたちを採集してきて、水族館で展示しています。
水槽に泳いでいるクラゲたちは少し小さめサイズのものが多いのですが、外に出かけると、傘径 20cmオーバーの大物もいて、この時期だけは採集してきた特大サイズのタコクラゲが水槽を泳いでいることもあります。
色はスタンダードな茶色もいれば、白っぽいものや、青みがかったものもいます。
そして、よーく傘の中を探してみてください。
今年はまだ私も見つけられていないのですが、毎年タコクラゲにくっついてくるカニがいるんです。
シマシマ模様があれば、それはほぼ間違いなくシマイシガニです。
小さな頃だけクラゲに居候していて、大きくなると離れて生活します。
もともと市場に出回ることは多くないカニですが、食べるととても美味しいらしいです。
最近は漁獲量が減り、ますます幻のカニとなりつつあるのだとか。
クラゲを食べてしまう悪食のため、トリーターに見つかればすぐに引き離されてしまいますので、クラゲ水槽で見られるのも幻。
もし、見つけたらとってもラッキーですよ!