ミズダコ
数か月ぶりに当館にやってきた 2匹のミズダコが、冷たい海・暖かい海ゾーンに登場しました。
しかも、相模湾産です。
北国の生き物のイメージが強いミズダコですが、相模湾では深海で暮らしています。
今回、深海のエビ漁を生業にしている漁師さんにお願いして、採集してもらいました。
漁師さんとしては、売り物にはなるものの、一緒に入った高級なエビやカニを食い散らかすので、ちょっと厄介だそうです。
まだ小さなタコたちですが、元気に巨大に育って欲しいです。

ノコギリガザミ
江の島の漁師さんが突然持ってきてくれました。
別名マングローブガニと呼ばれ、南西諸島の汽水域に暮らすイメージが強いですが、相模湾でもたまーに漁獲されるんですね。
燃えるような真っ赤な目、太くて大きなハサミはまこと男らしいですが、メスなんです。
はさむ力はカニ界でもトップクラスで、アルミパイプも捻じ曲げるほど。
かなりのいたずら者で、先月のテーマ水槽ではトリーターが苦心して作った擬岩をボロボロにし、現在のキッズ水槽内ではエアチューブを引きちぎり、がっちりと設置した塩ビパイプを引き抜いてしまう、困った奴です。

相模湾生息種としてはちょっと異端な 2種に、ぜひ会いに来てください。

ミズタコノコギリガザミ