2012年04月02日
トリーター:城戸

新しい挑戦


こんにちは☆
先日は、2羽のフンボルトペンギンのヒナをご紹介しました( 2012/03/30 2羽の新しい仲間 )が、今回はその親についてお話します。

母親は赤と白のタグの「ハク」で、父親は黒のタグの「ジャンボ」です。
このペアは子育てじゅうずですが、今までに 2羽のヒナを同時に育てたことがありません。
以前、お話しましたが、フンボルトペンギンは通常 2個の卵を、2~ 3日くらい空けて産みます。
自然界ではほとんどの場合、2羽同時に育つことは、珍しいといわれています。
理由としては、十分な餌がないからだと考えられています。
それに比べると、水族館では餌不足ということはありません。
なので、野生に比べると 2羽同時に育つ確率は高いかもしれませんが、今まで“えのすい”では、2羽同時に育てたペアは 2組しかいません。
その 2組とは、緑のタグの「アカリ」と白のタグの「ヒカル」。
赤と緑のタグの「コンペイ」と白と緑のタグの「キク」です。

「ハク」と「ジャンボ」は、今回初めて 2羽同時に育てることに挑戦します。
2羽になると、餌を要求する声も 2倍に!
「ジャンボ」は、右側にいるヒナに餌を与え、次は左側、そしてすぐに右側と、左右に忙しく首を振り、一生懸命に餌を与えています。

「ハク」は小柄な体の為、動き回るヒナを一生懸命お腹の下に入れようと苦労しています。

これからヒナが大きくなるにつれて、ますます大変になる「ハク」と「ジャンボ」を応援してください!

ジャンボとハクジャンボとハク2羽のヒナ2羽のヒナ

ペンギン・アザラシ

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