2012年04月28日
トリーター:寺沢

集まれ!少年、少女!

コツコツと、みんなで骨を学びました。

小学 4~ 6年生を対象に「骨格から分かるイルカの身体の仕組み」について講話をしました。残念ながら、4名の欠席はありましたが、参加者 11名は、みんな元気一杯でした。

骨のクイズをしました。
ブタ、サイ、ゾウ、ライオン、キリン、オラウータンなど、8種類の哺乳動物の骨、頭蓋骨(とうがいこつ)、肩甲骨、前脚、後脚、肋骨と脊椎などを、部分毎に見せて、その動物を当ててもらう、クイズ。
お父さんやお母さんとは離れ、一人借りてきたネコのようにおとなしかった子が、予想以上に盛り上がり、小学生パワー全開でした。

骨を並べました。
かつて、ストランディングし、なぎさの体験館に展示してある、ユメゴンドウの骨格を、頭蓋骨から尾椎まで、みんなですべて並べました。一般的に、哺乳類の頚椎は 7個ですが、鯨類ではいくつかの骨がくっ付いていること、最初のいくつかの肋骨は二頭(関節面が二つ)であることなど、骨を並べながら、小学生には難しいとは思いつつも、解説しました。

骨のスケッチをしました。
並べた骨をみんなで、スケッチしました。頭蓋骨、肩甲骨、脊椎は、必ず描いてね、といったのに、なぜか○、△や□だけの 4年生男子、かつて描いた私のミナミゾウアザラシのスケッチをデジカメに収めている少女、その一方で、プログラム終了後 30分近く一人残り、黙々と骨を描いている少年、とさまざまでした。

数年前から、考えていたプログラムで、彼らの反応を見ながら、こちらも十分に学ばせてもらったものの、やっぱり一番の感想は、

あー、疲れた。

[協力]
・日本大学生物資源科学部付属博物館

「骨格から分かるイルカの身体の仕組み」「骨格から分かるイルカの身体の仕組み」

イルカショースタジアム

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