2012年05月30日
トリーター:大内

らしくない


みなさんこんにちは。最近よりいっそう暑くなってきましたね。ウェットスーツもいよいよ夏仕様になりました!

そんなきょうこの頃、今回のトリーター日誌に私は何について書こうか迷っていました。
そういう時にいいアイデアを与えてくれるのが当直なんです。
当直の見回りの際に、日頃見ることのない魚たちの水槽を見て回ることで、いいアイデアがポンっと出てくることがあるんです。

以前も大好きな「カマツカ」という魚を、当直中の館内で見つけたことを日誌に載せました。
そんなかんじで、今回も当直中にトリーター日誌に載せられそうなことがないかな~っと思いながら、各水槽を見て回りました。

基本的に私は“らしくない”魚というのが大好きなんです。
以前載せたカマツカという魚も、コイの仲間なんですが、コイらしくない魚なんです。
そんな“らしくない”魚を探しに夜の館内をうろつくわけなんですが、まず、そうそう私が慕う“らしくない”魚に出逢うことはありません。
今回の当直では、残念ながら出逢うことはできずに見回りを終える、と思ったその時に出逢いました。


その名もホトケドジョウ
名前の通りドジョウです。細長い体で田んぼの泥に潜っているアイツですが、このホトケドジョウは違います。
太く短い体をしていて、さらにドジョウなのにあまり底の方にいないんです。
ドジョウというと、底の方でもごもごと泥や砂をあさっているイメージがありますが、このホトケドジョウは底ではなく、中層の水草のまわりを泳いで生活しているんです。
私が見たときも底ではなく、大きな石の上の中央に、何をするでもなくちょこんと居座っていました。
顔もボケーっとしていてとっても愛らしいんです。

そう、ドジョウらしくないドジョウが、このホトケドジョウなんです。

このホトケドジョウは、相模湾キッズ水槽にいますので、みなさんぜひ、ホトケドジョウのドジョウらしからなぬ姿を見に来てください。

関連日誌
潜りまーす!

ホトケドジョウホトケドジョウ

相模湾ゾーン

RSS