2012年05月29日
トリーター:神応

定置網情報


5月 26日真夜中に、小田原の米神定置に乗船して来ました。
たくさん入っていた魚はワカシ、アカカマス、ゴマサバ、ヤリイカ、マルソウダなどでした。
“えのすい”に搬入した魚は、チダイ、カナガシラ、イサキ、シロサバフグ、ヒメジアミウツボ 他、11種 22尾でした。
魚の状態を見ながら、各水槽に展示をする予定です。

定置網に入っていたワカシは実は、ブリの子どもの名前です。
ブリは出世魚といい、成長段階での呼び名が違います。

関東では、
モジャコ → ワカシ( 15cmぐらい) → イナダ( 30~ 40cm) → ワラサ( 60cm) → ブリ( 90cm)
と成長します。

関西では、
モジャコ → ツバス( 15cmぐらい) → ハマチ( 20~ 40cm) → メジロ( 50~ 60cm) → ブリ

このように、関東と関西では呼び名が違います。

そして、ブリは大きさによって値段も味も違います。
ブリは、夏は味が落ちると言われますが、逆に小さいイナダは夏に味が良いようです。
ブリは温帯性の回遊魚で、日本の各地に分布しています。
養殖が盛んで、特に関西方面ではブリの仔(モジャコ)を漁師さんが捕まえて、養殖業者が引き取り、生簀に入れて大きくし、ハマチまで成長させてから市場に卸しています。
相模の海ゾーンで詳しく観察してみてください。

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