2013年12月20日
トリーター:櫻井

今週のおすすめ

マウスブリーディング(口内保育)中のクロホシイシモチマウスブリーディング(口内保育)中のクロホシイシモチ

今週のおすすめは、マウスブリーディング(口内保育)中のクロホシイシモチです。
マウスブリーディングとは、オスが口の中で卵を守りふ化させるというものですが、詳しくは 8/ 19冨永著トリーター日誌をご覧ください。

余談ですが、冨永は最近あだ名をつけてもらいたいらしく、いろいろ提案しているのですが、「ネーミングセンスゼロです」と、全て却下されてしまいます。
やれやれです。

入口から二つ目の水槽、大水槽の浅瀬(通称ジャブジャブ池)にたくさんのクロホシイシモチがおり、よく見るとペアを作っている個体がかなりいます。
あれだけたくさんのクロホシイシモチの中で、ただただ群れているだけではなく、ちゃんとペアを作っているのを見つけられるだけでも、意外な発見で感動です。

口の中を観察してみてください。
チラッと赤いものが見えたらそれが卵です。
口をほふほふして、卵に新鮮な海水を送り込んでいるのを観察できたら感動しますよ。

ちなみにこの水槽には、クロホシイシモチそっくりのネンブツダイがいます。
クロホシイシモチは目の上に黒い点の模様があり、『マロ』のようです。
ネンブツダイは、目の上に線が走っており、体色もオレンジがかっていてこちらの方が若干きれいです。


ネンブツダイ

マウスブリーディング中の個体をすくって、隔離状態で繁殖させようとすると、すくった瞬間に必ず卵を吐き出して(保育を破棄して)しまいます。
只今、前述しました冨永さんを中心にクロホシイシモチの繁殖を頑張っています。
なので、冨永さんのあだ名は『冨マロ』でいかがでしょう。

相模湾ゾーン

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