2014年05月01日
トリーター:櫻井

シラス丼サイズのシラス展示

「シラス」展示への挑戦開始!「シラス」展示への挑戦開始!

4月 16日より、シラスの展示が始まっております。
お客さん『シラスの展示だって。大きいねー』
いやいや、それはシラスが成長したカタクチイワシの子どもです。

けっこうこのような勘違いをされるお客様がいらっしゃるので、ここで一度ご説明しておきましょう。
シラスはカタクチイワシの子どもです。
まだウロコがなく、透明です。
2.5㎝~ 3㎝ほどから色が付き始め、ウロコも出てきます。この段階がふ化後 30日ほどで、カエリシラスと呼ばれるようになります。
カエリシラスがもう少し成長すると、見た目はもう立派なカタクチイワシです。『シラス』とはもう呼べず、『カタクチイワシの子ども』ということになります。

現在展示しているのは、当館で生まれて、『シラス期』を経て『カタクチイワシの子ども』にまで成長したものと、ふ化後 2~ 3日ほどの生まれたてのシラスです。

この生まれたてのシラスというのも実は表現が微妙で、『シラスの赤ちゃん』という表現はちょっと違います。あくまでシラスはシラスで、生まれたばかりのシラスか、生まれて時間が経ったシラスかということで、小さいシラス、大きいシラスという表現になります。

シラスと聞くと、大勢の方が釜揚げシラスやシラス丼になっているサイズのシラスを思い浮かべるかと思います。現在展示しているシラスは 3mmほどですので、ちょっと想像しているシラスとは違うかも知れませんね。

『シラス丼サイズのシラスが見たい』というお客さまが非常に多いです。
我々もシラス丼サイズのシラスを展示したいです。
前回の日誌[2014/04/11 【世界初展示 SHI・RA・SU!!】]で、今回はシラス展示第一弾! 今後のシラス展示に乞うご期待と書きましたが、お客さまの声に耐えかね、もう出しちゃっています。
とはいえ、このシラス丼サイズのシラス展示はあくまで試験的なものです。
3mmほどのシラスに混じって、10倍もある 3㎝ほどのシラスが数匹泳いでいるのを見られたら、かなりラッキーだと思ってくださいね。現在のシラス丼サイズのシラス展示は、櫻井の気まぐれでおこなっている実験なのです・・・。
シラス展示第二段! シラス丼サイズのシラス展示、乞うご期待!

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