2014年05月27日
トリーター:佐野

カメをスポンジに乗せるには

くたーっとしたウミガメくたーっとしたウミガメ

今週の子ガメの身体測定速報です。
平均体重 1,374.7g、平均の甲羅の長さ 206.4mmでした。子ガメを支えるのがしんどくなってまいりました・・・。
これまでは片手で持って片手でノギスを当てて測っていましたが、今やそうもいきません。カメを地面に置き、測定に徹しないと測れないきょうこの頃。しかし、いきなり地面に置くと、全力で逃走を試みます。いかに早くカメをおとなしくさせ、その場にじっとしてもらうかが、身体測定を速やかにおこなうキーポイントになってきます。
先日の北嶋トリーターの日誌 [2014/05/23 みるみるまにこんなにおおきくなりました。] ではスポンジを活用した子ガメの保定をご紹介しました。いくらスポンジの効果が絶大とはいえ、そのまま普通に乗せるとカメも暴れます。乗せ方はとっても重要です。きょうはおとなしくスポンジへ乗せる方法をご紹介します。

まず、人間でいう脇の下を両手で抱えます。前肢の付け根を挟むようにして持つと、なぜか動きが止まります。持ち上げるときにふんわり持ち上げるのがポイントのようです。
ただ持ち上げるだけだと暴れる子ガメもいますが、脇の下を抱えられると、動きを止め、くたーっと力が抜けていきます。抜けた所でそっとスポンジに乗せ、測定をします。
毎週火曜日、午後に測っていることが多いです。ウミガメの浜辺、子ガメ水槽前でも測りますので、偶然見かけましたら、トリーターともども観察してみてください。

ウミガメの浜辺

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