2014年09月03日
トリーター:植田

2年前にも同じことをリポートしました

片瀬海岸西浜(2014年9月3日13:35撮影)片瀬海岸西浜(2014年9月3日13:35撮影)

9月に替わって 3日目です。ということは、夏休みが終わって新学期が始まって 3日目のお子さんが殆ど。海水浴場も長いお休み期間となりました。

おととしの 9月 25日にこのコーナーでその日の浜辺のようすをお伝えしました。
[2012/ 09/ 25 夏の賑わいの後]

2年たった今年は 9月 3日のようすをお知らせしましょう。
あれほど喧騒を極めた浜辺は人影もだいぶ減り、名残の夏にたわむれる行楽客と、営業を終えた海の家を片付ける関係者、それにこの時期に合宿しているのかライフセービングの練習をする若者グループ、こういった人たちを浜辺に見ることができます。
一方で、このような人々の気を惹かず、砂浜には例の穴がちらほら確認されます。
本日の片瀬西浜周辺の最満潮時刻は 12: 38で、私が浜に出た 13: 30頃はまだ満潮からそんなに潮が引いていないころでした。
波打ち際から海の家が立つ間際までの奥行約 15mの砂浜に、しっかり目を凝らして探した揚句、十数個の穴が見つかれました。

今年もスナガニたちは、大勢の海水浴の人々にもめげることなく、この浜にいました。浜辺を何気なく歩いた人に踏みつぶされそうになった穴もあります。人気が無くなるのを待って、スナガニは地表面に出て来て、巣穴の修復をするものと思われます。
これから 1か月ほどの間に、夏の資材はすべて撤去されます。それと歩調を合わせるように秋の浜辺へと移ろい、人の姿はめっきり減ることでしょう。臆病者のスナガニたちが気兼ねなく地表面で活動するシーズンとなっていきます。

右側の穴が壊れかけたスナガニの穴です。すぐ左の砂色が黒くなった部分は人の足跡。( 2014年 9月 3日 植田撮影)

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