2015年03月29日
トリーター:伊藤

続・隠れキャラを把握せよ

テンジクイサキテンジクイサキ

みなさまこんにちは。
先月の日誌に引き続き、かなり難しめの難易度で出題します。

テングハギモドキ:難易度★★★★
相模湾ゾーン」より。
天狗の鼻がないテングハギ。ひょうきんな顔とアンバランスな体形が気になります。
地味なので多くの魚から探すのは難しいです。

コバンヒメジ:難易度★★★
相模湾ゾーン」より。
下あごにヒゲをたくわえた姿からゴートフィッシュ(山羊魚)と呼ばれるグループです。
同じ水槽にインドヒメジというのもいます。

テンジクイサキ:難易度★★★★
相模湾大水槽」より。
サイズは 50cmほどと大きいのですが、潜水して結構探しても見つからない時は見つかりません。
フィンズ後におこなわれることが多いマイワシの給餌時に水面に来ることが多いのがチャンスです。

クツワハゼ:難易度★★★★★
相模湾ゾーン」より。
前回のハスジマハゼよりは出てきます。眼鏡をかけたようなひょうきんな姿です。

キノミフネカサガイ:難易度★★★★★→★?
深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究~」より。
ノーヒントだと超絶高難度ですが、ネットなどであるキーワードを入れて検索すれば、とたんにヒントが得られて簡単になります。


アマミイシモチ:難易度★★
太平洋」より。
3年前に私が石垣島で採集しました。
ガラスのように透明な姿で儚げですが、長距離輸送にも耐え、元気に育っており、コンスタントに卵を口内保育しています。
いつか育てあげられたらよいのですが・・・ 。

全部即座に見つけられたら、これはもう、超トリーター級ですよ。

さてシラス。先日の崎山さんの日誌にもありましたが、これまでになく調子いいです。この先、透けた体に銀色が乗り始め、顔つきも上あごばかりが丸く発達した「片口顔」になっていきます。
仔魚から稚魚への変態です。
変態は昆虫やカエルの専売特許ではないんですね。

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2015/ 02/ 23 隠れキャラを把握せよ


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