2016年02月06日
トリーター:伴野

採血のお話

みなさん、こんにちは!!

私事なのですが、先日健康診断があり、久しぶりに採血をしました。
この歳になってお恥ずかしいのですが、久しぶりの採血だったので内心少し緊張してしまいました...。

大人になっても採血というのはやっぱり苦手ですね。
そんな採血中にあることをぼんやりと考えていました。

「人間でも嫌なのだから動物たちはきっと、もっと嫌なんだろうなぁ」、と

私たちヒトは言葉が通じますし、採血によって体の内側のことが分かるということを理解しているので少し位痛くても我慢ができます。

が、動物たちはそうはいきません。
動物たちにとって採血は体に異物を刺され、痛い思いをするということなんです。
ですが、採血によって得られるデータは健康管理に大いに役立ちます。

“えのすい”で生活しているイルカやアシカたちは定期的に採血を実施しています。
動物たちも初めから採血に協力してくれるわけではありませんよ。
トリーターと一緒に少しずつトレーニングを積み重ねていくと協力してくれるようになるんです。

実は先月末、私が担当しているカマイルカの「クロス」とバンドウイルカの「シリアス」の採血を初めておこないました。

「次回の採血やってごらん。」
と先輩トリーターから伝えられてから採血予定日までとても緊張したのですが、当日はなんとか 2頭とも採血に応じてくれました!

これは僕が凄いんじゃないですよ。
先輩トリーターがしっかりとトレーニングをして「クロス」と「シリアス」との信頼関係を築いてきたからこそ、僕でも採血ができたんです。

当日は僕の緊張が伝わってしまったのか、「クロス」と「シリアス」も少し警戒したようすでしたが(^_^.)

なんとか無事に初めての採血が終了した後、先輩トリーターに「反省点はあるけれど、無事に終わってよかったね。お疲れさま。」とお声をかけていただきました。

採血させてくれた「クロス」と「シリアス」、任せてくれた先輩方、一緒に採血を行った獣医の方に感謝です(^^)!

今回の反省点を活かして次回は、イルカたちに少しでも気分よく採血ができるような環境を整えて採血に臨みたいと思います!!

それでは本日はこの辺で失礼します!

イルカショースタジアム

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