2019年02月25日
トリーター:冨永

7世代目のシラスです!

みなさんこんにちは。
ここ数日は暖かい日が続き過ごしやすいのですが、花粉の勢力が日に日に強くなっているような、、花粉症のみなさまお気をつけください。

ただいまシラスサイエンスではTheシラスサイズ!をご覧いただけます。

シラスサイエンスの展示水槽では、日々のシラスの成長をご覧いただけるように同じ水槽で卵からカエリ(シラスに鱗がでたもの)までを育成展示しています。ですので、ご来館された日によって、いろいろな成長過程のシラスをご覧いただけます。
本日、展示中のシラスはふ化後 22日目を迎えました。みなさんがよく見かける立派なシラスのサイズにまで成長しております。

体が透明なシラスは、ご飯を食べると胃の中が透けて見えます。現在、餌として与えているのはオレンジ色の動物プランクトンなので、もしシラスのお腹が綺麗にオレンジ色をしていたらご飯を食べた直後です。もし、見られたらラッキーかも!

そして、現在展示しているシラスは飼育下 7世となります。着々と累代繁殖を重ねています。
7世代目ということは、バックヤードにはそれより前の個体群がいます。実は、この世代ごとに別々に飼育しておくというのはちょっと大変だったりします。たとえば万が一、バックヤードで 5世と 6世が混ざってしまうと、生まれた卵は 6世? 7世? 分からなくなってしまいますので。。。
日々成長していく世界初の 7世代目のシラスたちをぜひ見に来てください。

おまけに、ちょっと気になる魚をご紹介します。

最近毎朝、水槽を観察していて可愛いなぁと思うのが逗子沖水槽にいる“ハチビキ”です。真っ赤な体! といっても同じ水槽にくらすサクラダイよりも落ち着いた赤色に大きな眼、なんとも神秘的な姿だなと感じます。
成長すると全長 40cmくらいになりますが、展示している個体はまだ 15cmほどと今後の成長が楽しみです。1個体しかいませんのでよ~く観察してみてくださいね。
[ えのすい初! 細くて赤くて何だか違和感「ハチビキ」の幼魚、展示開始 ]


ハチビキ

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