2007年07月28日
トリーター:北田

[深海生物小説 2] 地球の重力に挑む深海巻貝

海の上には何があるのか、海底にすんでいる私にはわからない、飛ぶことも泳ぐことも出来ない深海巻貝、“えのすい”深海コーナーのテラマチオキナエビスです。
よく、う○ちと間違えられますが、ちゃんとした貝です。

私は毎日チャレンジしていることがあります。それは、この水槽から逃げることです。
私たちテラマチオキナエビスは、他の水族館でも普通に飼育されていますが、“えのすい”ではちょっと違います。
水槽にはフタが付いていません。
みなさんの貝のイメージというと、底のほうでじっとしている感じでしょうが、このように上が見えてしまうと・・・ 逃げたくなるものです。
見てください!こんなにも私って動けるのです。
しかし、逃げようとは思うのですが、一つ問題がありまして、それは何かというと殻が重いのです・・・ 。

私が逃げられないのをトリーター北田は知っていて、フタをしなかったのか・・・ 。

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[ 深海生物小説 1 ]

水面から顔を出すテラマチオキナエビス水面から顔を出すテラマチオキナエビス

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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