2007年08月04日
トリーター:北田

[深海生物小説ZERO]

最近、トリーター日誌の中で「深海生物小説」を書いています。小説といういい方はおかしいかもしれませんが、響きが良かったのでー。
このようなことを書きはじめたのは理由があります。
まず、読んで面白い物が欲しい。水族館の展示解説にするにはあまりにも個性的で勇気がいることかもしれないですが、トリーターはいつも生物を見ているので、面白いことを知っています。だからこそ伝え方を工夫し、なおさら面白く思って欲しい。
全部印刷して集めると、(裏)ガイドブックになるかもしれないです。
まだ時間がある時にしか書いていませんが、夏休み中は頑張ってみようと思います。
既にユノハナガニの 15番を見に来てくれた方や、オキナエビスと記念撮影をされている方もいます!
本当にうれしいです、特にオキナエビスと写真を撮るなんて・・・ 。

私が子供の頃は、こんなに深海生物の情報が溢れていなかったので、今の子供たちは写真もあって、解説もあって、そして実物が見られるという非常にうらやましい世代です。この子供たちみんなが深海生物に興味を持ち、盛り上げてくれれば将来はきっと今以上の時代になっているはずです。
私は将来の“えのすい”深海トリーターのエースに、もう会っているかも・・・ 。

あっ、きょうご紹介する写真ネタが無かったので・・・
最近私が受けた「深海の自由研究」に関すること以外で多くあった質問があります。それは「カシパン」について。カシパンの飼い方についてや、館内で「どこにいますか?」など。カシパンなんて解説版にも無かったのにどうしてでしょう?
“奇妙だ”。しかし、私にはわかっていた。「じょじょ」に人気が起きていることを。
食卓の魚コーナーの最初の水槽の砂を横からご覧ください。「タコノマクラ」か「スカシカシパン」がこんもり出ているよ。

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[ 深海生物小説 1 ]
[ 深海生物小説 2 ]

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深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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