2010年07月20日
トリーター:石川

名前募集開始!!


今年の春に生まれたフンボルトペンギン 2羽の子どもたちの名前募集が始まりました。
子どもたちのことが少しでも分かるように、今回は子どもたちの今までの経緯やようすをお伝えいたしましょう。

現在は 7月5日にそれぞれの親から離してペンギンプールに向かって右側に子ども 2羽で飼育しています。
この時期フンボルトペンギンは換羽(羽換り)の時期を迎えます。この時期に親がヒナに餌を与えながら換羽を迎えるのはかなりな負担となります。子どもたちの成長も順調で十分な体力と体重もあるため、親から離しての飼育に踏み切りました。

オス親「ジャンボ」とメス親「ハク」の子どもはもともと今いる場所に 3羽で隔離飼育していたためか、早くに自力摂餌を始めました。
子どもの性別はまだ判りませんが、姉妹には一番上のお姉さん「グー(青タグ)」と“えのすい”初の誕生として話題になった 2番目のお姉さん「コハク」がいます。
比較的おっとりしていて仕切りのそばに立ってこちらを見ていることが多いようです。

もう一羽はふ化 39日目でオス親が死亡してしまい、メス親の「ウタ」1羽で育ててきました。6月3日より他の個体と同居飼育をしていましたが、自力摂餌を促すにはむつかしい環境でした。ただ差し出す魚や落ちた魚をつつくこともあったため親と離しても短い期間で自力摂餌するのではないかと想定していました。
親から離して 3日で自力摂餌するようになりました。
食べ始めは「ハク」の子どもの摂餌に促されて食べ始めましたが、食べ始めると親と一緒にいた「ハク」の子どもよりも他個体に揉まれていた分、周りに動ずることなくトリーターへ乗っかってまで餌をねだるようになってきました。
「ハク」の子どもに比べると顔のつくりが大柄で給餌の時間にはグウァーグウァー鳴きながら餌を催促します。
今では「ハク」の子どもを押しのけてくるため、「ハク」の子どもに落ち着いて餌を与えるには、「ウタ」の子どもを近くに寄せないようにカバーしなければならないほどです。
また日中はよく泳いでいます、一人で長く潜っている場合はたいてい「ウタ」の子どもです。

2羽の仲が良いとか悪いとかはまだわかりませんが、喧嘩はほとんどしていないようです。夜はつかず離れず寝ています。
こんな 2羽ですがぜひ素敵な名前を付けてあげてください。
今回は 1羽に 1名の応募です。

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ペンギン・アザラシ

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