私の家には 15年ほど飼った猫がいます。
最近は年老いたせいなのか、トイレからはみ出して、粗惣（そそう）するようになってしまいました。
そこで、冗談半分に「一歩前へ」と書いたテープを張ったところ、元通りできるようになりました。
妙な物が目の前に貼られたので、確かめるように鼻面を近づけるようになり、そのため、トイレ内にお尻が収まったのかも知れませんが・・・ 。
　
私としては、15年も一緒に居れば多少の言葉は分かるだろうと思いたいです。

ところで、“えのすい”のお客さまも御家族連れでは、一歩も二歩もガラスに張り付いてご覧になる方が多いのですが、二人連れだと（そもそも目的が違うのでしょうか）、ガラスから離れがちにご覧になっているように見えます。
ガラスに鼻がくっ付くほど顔を近づけて、手でまわりから光が入らないように覆えば、それなりに良く見えます。
ですが、離れて見るメリットもあります。
ガラスのレンズ効果に邪魔されにくく、照らされた自分が写り込まないので、雰囲気良く感じるでしょう。

人生の季節ごとに、鑑賞の仕方は異なると思います。
私たちトリーターは、ただただ気持ち良くご覧いただけますよう、日々せっせとコケ取り、掃除に励むまでです。