2012年11月28日
トリーター:大内

引継ぎ


“えのすい”では海獣達の健康管理のために毎日体温を測ったり、1週間に 1度体重測定をおこななったりしています。
そのなかでも難しいとされているものに採血があります。
なぜ難しいのかいいますと、採血をおこなうためには針を刺す痛みを動物に我慢してもらわないといけないんです。
鯨類の場合、採血をする箇所は尾びれからするのですが、もちろんいきなり針の痛みを我慢できる訳ではないので徐々に痛みに慣れるように、最初は採血をする尾びれを指で押して、それに慣れたら爪楊枝で押してみて、それでも大丈夫なら採血をおこなうという手順でおこなっています。
このような手順を踏み、動物との信頼関係を築きあげて初めておこなえるのが採血なんです。

その採血を今度、後輩のK君に引き継ぐことになりました。
採血をする個体はオキゴンドウの「セーラー」です。
私よりも「セーラー」との付き合いが短いK君ですが、信頼関係を築こうと日頃から一生懸命「セーラー」とショーに参加したり、遊んだりしています。
いよいよその採血をあすおこないます。
練習はなんの問題もなくできました。
K君と「セーラー」の絆があす試されます。
結果は如何に・・・。

オキゴンドウ「セーラー」オキゴンドウ「セーラー」

イルカショースタジアム

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