2013年07月01日
トリーター:佐野

夏です。

クラゲファンタジーホールクラゲファンタジーホール


きょうから 7月、夏も本番ですね。“えのすい”の前の海もきょうから海開きです。
これからがこのあたりの砂浜が一番にぎわいます。
この時期、砂浜にやってくるのは海水浴の人だけではありません。
ウミガメもやってきます。
きょうはウミガメの漂着と産卵がありました。
きょう私は産卵の対応に行って参りましたので、そのお話を少し。

報告を受けて現場へ行ってみると、先に到着していた共同研究者の方がすでに産卵巣(カメが卵を産んだ所)を発見しておりました。
掘ってみると割れてしまっていたものも含め、119個の卵が産み落とされておりました。
本来、人の手を加えず自力で海へ帰ってもらうのが理想なのですが、今回産卵した場所は仔ガメが無事海に帰るには難しそうな場所であったため、やむなく別の場所へ移動しました。
無事海へ帰ってくれるよう念じながら卵を埋め、現場を後にしました。
ふ化まで 2か月ほどかかります。今からですと、夏の終わりの頃でしょうか。
元気な仔ガメたちが出てきてくれますように。

さて、話は変わりますが、今年の“えのすい”の夏はクラゲ色に染まります。
館内には何やら囲いがいくつか登場しています。
囲いの中では新しいクラゲ展示のあんな物やこんな物が日夜着々とできあがりつつあります。
テーマ水槽もクラゲの仲間ということで普段脇役になりがちなサンゴの仲間が主役です。
お見逃しなく!

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