2013年07月17日
トリーター:植田

クラゲを求めて

アマクサクラゲアマクサクラゲ

今年の“えのすい”はクラゲイヤー。「クラゲファンタジーワールド」と銘打って、クラゲの新展示をオープンさせたり、色々なクラゲ関連のイベントを開催します。
7月 20日からは、夏休みに合わせて、「クラゲファンタジーホール」「クラゲサイエンス」の 2つのコーナーが新装されます。“えのすい”のクラゲ展示コレクションも増強され、何と 50種類のクラゲを常設で展示します。

クラゲの収集も精力的に進めています。近隣の海にはほぼ毎日のように採集に出掛けていますし、全国の水族館や漁師さん、クラゲを扱う動物商からもクラゲが届いています。
さらに、親交のある海外の水族館とも生物交換でその国のクラゲを送ってもらったり、当館のスタッフが海外の入手先に自ら赴いて、クラゲを採集して来ることまでおこなっています。

宿泊を伴う国内の採集旅行にも出ます。先日の 7月 8日から 11日まで、私もクラゲ収集の一環として、日本海に面した石川県七尾市に行って参りました。当地にはのとじま臨海公園水族館があります。そちらの水族館に全面的に協力をしていただいて、沖合定置網漁への便乗採集、地先の海岸や養魚施設への立ち入り採集、島内各所での手網採集など、可能な限りさまざまな環境を選んで、クラゲ入手に努めました。
その結果、ミズクラゲやアカクラゲといったおなじみのクラゲに加えて、アマクサクラゲ、ハナガサクラゲ、カギノテクラゲといった種類も採集できました。これらのクラゲも 50種の中に数えられ、20日からの新展示のメンバーに加えられようとしています。

クラゲサイエンス

RSS