2013年09月06日
トリーター:足立

9は 9ラゲの 9~(その 6)お盆過ぎにクラゲがたくさん出るわけ

アンドンクラゲアンドンクラゲ

9周年 9月はスペシャル 9ラゲ月!
ということで、今月は 9ラゲにまつわる小ネタを随時お届けしています。

9は 9ラゲの 9~(その 6) お盆過ぎにクラゲがたくさん出るわけ

「どうしてお盆過ぎにたくさん出てくるの?」
これは、非常に多い質問のひとつです。そして、この質問から、クラゲと人間との関わり方が見えてきます。
実は、クラゲはいつの季節にもいます。
日本だけでも約 600種類、世界には約 3,000種類というクラゲが、季節ごとに入れ代わり立ち代わり、現れているのです。
むしろ、お盆の頃(真夏)の海にたくさん出てくるのは、人間の方なのではないでしょうか。だから、クラゲとの出会いの機会も増えるはずです。
ちょうどお盆の頃にたくさん見られる種類といったら、おそらくアンドンクラゲとミズクラゲあたりでしょう。
前者は、透明な四角い傘を持つ、毒の強いクラゲです。
後者は白くて丸い傘を持ち、潮目や岸壁、時には河口などにも、群れをなして浮かんでいるのがよく見られます。
おそらく、多くの人が、「クラゲ」といわれて思い浮かべるのが、このミズクラゲではないでしょうか。
海水浴でアンドンクラゲに刺されたり、夏の海辺でミズクラゲの大群を見たりという、強烈な印象から、クラゲは夏のもの、お盆過ぎにたくさん出て来るものというイメージができたのではないかと想像します。

9は 9ラゲの 9~ バックナンバー
その 1 9ラゲにこだわるわけ
その 2 歴史の重み
その 3 「756」に続け!
その 4 そのクラゲ有毒につき
その 5 「クラゲ」の語源

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