2013年09月10日
トリーター:足立

9は 9ラゲの 9~(その 10)クラゲのことわざ( 1) 命あれば海月も骨に会う

タコクラゲタコクラゲ

9周年 9月はスペシャル 9ラゲ月!
ということで、今月は 9ラゲにまつわる小ネタを随時お届けしています。


9は 9ラゲの 9~(その 10)
クラゲのことわざ( 1) 命あれば海月も骨に会う

命あれば海月も骨に会う

長く生きていると、めったにない幸運にめぐりあうこともあることのたとえ。また、命を粗末にせず、長生きするように心がけよという意味にも使う。
骨のないクラゲも長生きしていると、骨に出会って骨のあるクラゲになれるかもしれない。(ことわざ辞典HPより)

「骨のあるくらげ」って、立派そうで見てみたいのですが・・・ 。
もちろん、クラゲには骨はありません。
骨なしの、脳なし。(‘能’なしではありません。)
でも、「骨」の機能の一つとして、「体の保護や姿勢の維持」ということがあり、そのような役目を担っている組織なら、いくつかのクラゲには見られます。
タコクラゲの白い水玉模様や、サカサクラゲの傘の縁の白い縞模様は、軟骨状組織と呼ばれるもので、「体を堅くする骨格のようなものです。いわゆる補強材の役目を果たし、大きな傘を丈夫にするための工夫なのです。」(技術評論社「クラゲの不思議」より)


サカサクラゲ

私も、クラゲに関わりながら、そこそこ長く生きてきて、おかげでたくさんの幸運にめぐりあいました。
これからも、命を粗末にせず、長生きするように心がけ、骨のある人間になりたいと思います。

9は 9ラゲの 9~ バックナンバー
その 1 9ラゲにこだわるわけ
その 2 歴史の重み
その 3 「 756」に続け!
その 4 そのクラゲ有毒につき
その 5 「クラゲ」の語源
その 6 お盆過ぎにクラゲがたくさん出るわけ
その 7 「ポリプ」です。お見知りおきを。
その 8 クラゲのパクパク運動
その 9 9周年9月9日スペシャル 9ラゲデー

クラゲサイエンス

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