2014年05月04日
トリーター:加登岡

水分補給

だんだんと暖かい日が続き、夏に近づいてきた感じがします。
浜辺で遊ぶ人も多くなってきました。
日差しが暑いと、汗をかき、水分補給が必要となってきます。
特に私は飲み物をがぶ飲みしてしまうのですが、みなさんはいかがでしょうか?
今回は何の話がしたいかというと、イルカたちは水分補給をどうようにしているのか?ということです。
海で暮らすイルカたちには飲み水がありません。
みなさんも海水は塩分があるので飲めませんよね。
イルカたちもこの海水を飲んで水分を補給はできません。
ではどのようにして水分補給をしているかというと、餌の魚から水分を補給するのです。
食べ物そのものに含まれる水を直接吸収する方法と、食べ物から得た脂肪やたんぱく質などの栄養分を体内で分解し、酸化した時にでる代謝水を利用する方法があります。
魚にはたくさんの水分が含まれているため、魚を食べることにより腸でその魚の水分を吸収することができるのです。
また、イルカの体は熱が逃げないように熱い脂肪で覆われています。
食べ物にありつけない時にはこの脂肪を酸化し、水を得ることもできると考えられています。
このようにして、海水という飲み水のない環境下でも、水を得て脱水症状を防ぐことができるのです。

これからの時期、暑くなります。
脱水症状にならないように、水分補給はこまめにおこないましょう。

イルカショースタジアム

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