2012年09月10日
トリーター:堀内

体長測定への道のり 2


7月のトリーター日誌で、“クロスの体長を測る!!”と書きましたので、今月は現在までの道のりをお話ししていきます。

8月の段階で、給餌&トレーニングを 2名体勢でおこなうようになったとお話ししましたが、もう 2名体勢でのトレーニングにもだいぶ慣れて来たので次のステップに進みました。

次の目標は、「クロス」の体を真っすぐキープすることです!
どのように真っすぐにするのかというと、まず私がフローティングというサインを「クロス」に出します。
(※フローティングとはイルカたちの体に傷などが無いか確認する為の種目の 1つで、イルカたちに背中を上にして右また左にゆっくりと泳いでもらい、触りながら体をチェックするという種目です。)
フローティングのサインを出し、私がそのまま「クロス」の体を触りつつ尾びれを持ちます。
そして「クロス」の顔の方にスタンバイしているもう 1名のトリーターの手の上に吻先を乗せ、体が真っすぐになる状態をキープさせます。
吻先と尾びれがそれぞれのトリーターの手の上に乗っている状態になります。
吻先と尾びれを乗せ、まずはじっとしている状態をOKとします!!

最初はなかなか吻先をうまく乗せられず、体がくねくねしてしまっていましたが、毎日少しずつトレーニングをおこなうことで、現在では吻先と尾びれを乗せた状態をキープすることができるようになってきました^^!!
まだ少し緊張しているのか、体はまだ真っすぐにはなっていませんが、この状態でもリラックスできるようになってくれば体も真っすぐになっていくと思います。

実際に体長を測る方法は、「クロス」の体がまっすぐになっている状態でロープを使い体長を測ろうと思っています。
とても古典的な方法かも知れませんが、「クロス」の体長を測るためには、この方法が 1番良いと思いました!

今の段階では、「クロス」の体が真っ直ぐになっている所から 50センチほど離れた水面にロープを張っている状態です。
ロープが近くにあっても大丈夫なんだ!ということを理解してもらい、少しずつ「クロス」の体にロープを近づけていけるようにすることが次の目標です!!!

体長測定ができるまではもう少し時間がかかりそうです・・・
毎日少しずつ進歩していけるように頑張ります^^

関連日誌
[体長測定への道のり]
[私とクロス(3)]
[私とクロス(2)]
[私とクロス]

カマイルカ「クロス」カマイルカ「クロス」

イルカショースタジアム

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