12月28日(土)~4月6日(日)
館内各所
地球上の海をしめる深海の世界。ディープ度200%の「えのすいの深海展」へでかけてみませんか?
“えのすい”の深海研究
深海は、水深 200m以深の深い海。
太陽が届かないため真っ暗で、水温も低く、高い水圧がかかります。
“えのすい”の目の前に広がる相模湾は、駿河湾や富山湾とあわせて深海底をもつ内湾として有名で、プレートの境界がある相模湾内では、地殻の隆起や沈降、火山噴火、溶岩流の流出、海底地すべり、海底地中からの湧き出しなど、地球科学活動のほとんどを確認することができます。
これから深海生物に会いに行く前に相模湾の景色を眺めながら海の中に広がる複雑な海底地形とともに深海の特徴を紹介します。
【展示場所】
ウェルカムラウンジ
イバラガニモドキ
相模湾の深海底を歩く生き物
相模湾の水深1,000mの深海底を歩く深海生物を紹介します。暗い深海では目立たない赤い体、そして何でも食べる食性など、深海を生き抜くための姿をテーマ水槽でご覧ください。
【展示場所】
ウェルカムラウンジ テーマ水槽
【展示生物】
・イバラニモドキ
・オオグソクムシ ほか
ユメカサゴ
期間限定 新着!深海生物水槽
期間中 12個の小窓水槽で紹介するのは、この冬の調査で採集予定のかわいらしい深海生物たち。
“えのすい”トリーターが相模湾や駿河湾の漁船に乗船し展示を更新していきます。
期間中はホームページ、SNS等新着情報にもご注目。
【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽 出会いの海 横
【展示生物】
・ツボダイ
・ユメカサゴ
・オオコシオリエビ
・アカザエビ
・コウナガカムリ
・ジンゴロウヤドカリ ほか
深海洞窟で新種を発見する調査プロジェクト D-ARK
沖縄・大東諸島周辺の深海底は、調査が実施されたことのない“未踏の地”でした。今回、2023 年12 月から 3 年におよぶ深海洞窟調査プロジェクト「D-ARK(Deep-sea Archaic Refugia in Karst)」が始まりました。“えのすい”はこのプロジェクトにキーメンバーとして参加し、調査と成果の教育普及活動をおこなっていきます。
陸上の洞窟では、太古の昔から姿形のかわらない「生きた化石」と呼ばれる種が出現しています。深海洞窟でも「生きた化石」がひっそりと生きているはずです。その中にはシーラカンスもいるのでは!?と思っています。
今回はプロジェクトの紹介と 1 年目の調査報告、そしてこの海域で目標とする深海生物を紹介いたします。
本プロジェクトはオーシャンショット研究助成事業の助成を受けています。
オーシャンショット研究助成事業は、日本財団の助成を受けて笹川平和財団海洋政策研究所によって実施されています。
[課題名]
Deep-sea Archaic Refugia in Karst(D-ARK)
(和訳: 深海カルストにある太古からのレフュジア(D-ARK))
[代表研究機関]
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)
【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽 江の島沖前
【展示生物】
・今年度の調査にて採集されたスナギンチャクの仲間(生体)
・シーラカンス(レプリカ)
・ダイオウイカ(模型)
・ダイオウイカとシーラカンスの生態映像
・水中ドローン
【協 力】
・JAMSTEC
・ふくしま海洋科学館
・宮崎県総合博物館
・株式会社 Full Depth
・いであ株式会社
チョウチンアンコウ(イメージ)
光る深海生物たち
深海生物といえば発光することが知られていますが、発光の理由や方法は種類によってさまざまです。
ここでは光るイラストによって深海生物の発光する部位や仕組みを学べます。
【展示場所】
相模湾ゾーン 沿岸水槽前
【展示生物】
・サガミハダカ
・チョウチンアンコウ
・フジクジラ
ヨコヅナイワシ
憧れの深海生物
相模湾、駿河湾を中心に、調査でもめったに出会えない深海生物たちをパネル写真で紹介します。
えのすいトリーターたちが選んだ、いつか見てみたい、飼育してみたい憧れの深海生物をご覧ください。
【展示場所】
相模湾ゾーン 相模湾大水槽前
【展示生物】
・ヨコヅナイワシ ほか
タイワングソクムシ(仮称)
世界最大級のグソクムシ3種紹介
世界最大のダンゴムシの仲間「ダイオウオオグソクムシ」と 2022 年 8 月に当館も協力し新たに新種として記載された「エノスイグソクムシ」、世界初展示となる「タイワンダイオウグソクムシ(仮称)」の標本を紹介します。
【展示場所】
深海Ⅰ
【協 力】
・国立台南大学(台湾)
・国立台湾博物館(台湾)
メンダコ
深海のアイドル メンダコの長期飼育に挑戦!
3つの水槽を使って長期飼育が難しいメンダコの仲間の飼育に挑戦します。
それぞれ水槽設備と飼育方法を変え、研究の過程を展示公開! 水槽の一つは適切な飼育環境へ、水槽ごと移動できるようになっています。
※メンダコは短期間の展示になる可能性があります。展示の有無や展示場所についてはホームページ、SNS 等で発信していきます。
【展示場所】
深海Ⅰ ほか
深海生物にタッチ
深海と表層の水温差が少なくなる冬は、深海生物の採集や運搬に適した時期です。
えのすいトリーターが底引き網漁船に乗船し、調査・採集してきた深海生物を、生体と冷凍標本で展示します。
貴重な深海生物の体のつくりを見て、さわって、体感してください。
期間中展示する深海生物は更新していきます。
深海生物 冷凍標本タッチ
冷凍標本タッチ
体のつくりをじっくりと観察できるのは標本ならでは!
メンダコ、ヨロイザメ、フジクジラの仲間 ほか
【展示場所】
深海Ⅱ
深海生物 生体タッチ
トラザメ
深海生物の体表をやさしくタッチ。質感、生息している水温も体感できます。
オオグソクムシ、トラザメ ほか
【展示場所】
タッチプール
しんかい2000
潜る!!「しんかい2000」
えのすいの深海展限定で、海に降る雪「マリンスノー」の映像が「しんかい2000」に投影されます。
深い海に潜っていくような雰囲気を味わってみてください。
【展示場所】
深海Ⅱ~しんかい2000~
クラゲファンタジーホール
クラゲファンタジーホール空間演出
深海生物とクラゲ
深海の生物たちがクラゲファンタジーホールの壁面に登場。
深海にいるような気分でクラゲたちとのコラボレーションをお楽しみください。
【展示場所】
クラゲファンタジーホール
しんかい2000
「しんかい2000」公開整備
JAMSTEC の有人潜水調査船「しんかい 2000」は、人が乗船して深海を調査するために作られた日本初の本格的な潜水船です。運航期間中は世界各地の海で調査をおこない、その中でも調査回数最多の海は、相模湾でした。
2012 年夏、相模湾が目前に広がる“えのすい”で常設展示がスタート。2017 年 8 月に一般社団法人日本機械学会より「機械遺産 第 87 号」に、さらに2021 年 7 月には日本船舶海洋工学会より「ふね遺産 33 号(現存船 第 12 号)」に認定されました。
公開整備では元「しんかい 2000」運航チームのみなさんによる船の構造や機器についての解説、外皮を外す作業など迫力ある整備をご覧いただけます。
深海調査潜航時の貴重な体験談とあわせてぜひお楽しみください。
【開催日時】
12月28日(土)14:00~15:30
【開催場所】
深海Ⅱ~しんかい2000~
【協 力】
・国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)
スタンプラリー
~深海生物をつかまえてみよう!~
“えのすい”に潜む深海生物パネルを見つけて、深海生物スタンプをゲット!?
一緒に深海生物を探してみましょう!
【ラリーシート配布場所】
ウェルカムラウンジ
【ラリーポイント】
館内3か所
【対 象】
どなたでも
平日 各日先着 500名/土・日・祝日 各日先着 800名
深海探検ツアー
えのすいトリーターが深海展の特別解説バージョンで館内とバックヤードをご案内します。
参加いただいた方には深海展オリジナルグッズをプレゼント!
【開催日時】
1月11日(土)~3月30日(日)までの土曜、日曜、祝日開催
16:00~17:00
【開催場所】
館内各所 バックヤード
【対 象】
小学生以上 各日先着 10 名
※18 歳未満は保護者同伴、保護者の方もチケットが必要です。
保護者 1 名につき 10 歳以下のお子さま 3 名まで
【参 加 費】
小・中学生 1,200 円
高校生以上 2,200 円
※別途水族館入場料が必要です
【参加方法】
各日開催 1 週間前の 10:00 よりホームページでお申し込み/定員になり次第
受付終了
いつでもワークショップ
深海かがみもち
お正月には、いろいろな飾りやお供えをします。
今回は“かがみもち”を深海生物にアレンジ。
“えのすいの深海展”で深海生物をたくさん見たあとは、深海生物を重ねたかがみもちを作りましょう。
新しい年を“深海かがみもち”を飾って、迎えませんか。
【開催日時】
12月26日(木)~1月10日(金)
※開催時間はホームページでご案内
※所要時間 約 30 分/作品作り終了次第退室可
【開催場所】
なぎさの体験学習館 1F 発見創造ラボ
【対 象】
どなたでも/定員制(1 組 6 名まで) ※小学生未満は保護者同伴
【参 加 費】
無料
【参加方法】
12月26日(木)~1月7日(火)予約制
開催日 2 日前よりホームページでお申し込み/定員になり次第受付終了
1月8日(水)~1月10日(金)予約不要
開催時間に直接会場へ
[詳細はこちら]
いつでもワークショップ
貝がらで作ろう♡深海メモスタンド
バレンタインデーや卒業を控えるこの時期は、大切な友だちや家族に普段言えない想いを伝えるチャンスです。
深海づくしの“えのすい”で想いを伝えるために、貝がらを使った深海メモスタンドを作りましょう。
深海生物たちに“深~い”想いを込めて、渡してみませんか。
【開催日時】
1月15日(水)~1月19日(日)、1月24日(金)~2月16日(日)
【開催場所】
なぎさの体験学習館 1F 発見創造ラボ
【対 象】
どなたでも/定員制(1 組 6 名まで) ※小学生未満は保護者同伴
【参 加 費】
無料
【参加方法】
平日: 予約不要 開催時間に直接会場へ
土・日・祝日: 予約制 開催日 2 日前からホームページでお申し込み
定員になり次第受付終了
えのすい深海研究会 Vol.1
水中ドローン(ROV)の開発、製造をてがけ、当館とも共同研究をおこなっているFullDepth の深海エンジニアをお招きし、これまで実際に水中ドローンを使って実施してきた深海調査や深海生物の採集、水中ドローンの操縦方法についてお話しいただきます。
さらに 15 名さま限定で、相模湾大水槽で水中ドローンを操縦できる特別体験も!
館内ではクイズラリーも楽しめます。
【開催日時】
2月2日(日) 17:30~20:30
【開催場所】
館内各所
【対 象】
小学生以上 先着 80名
※18歳未満は保護者同伴、保護者の方もチケットが必要です
保護者 1 名につき10歳以下のお子さま3名まで
【参 加 費】
・水中ドローン操縦体験付きチケット(小学生以上/15 名) 4,500 円
・小、中学生 2,500 円
・高校生以上 3,500 円
【参加方法】
1月10日(金)10:00 よりホームページでお申し込み/定員になり次第受付終了
えのすい深海研究会 Vol.2
何度も深海に潜ってきた JAMSTEC スタッフの講演や、10 名さま限定で国内初の本格的な有人潜水調査船「しんかい 2000」の乗船体験を開催!
館内ではクイズラリーも楽しめます。
【開催日時】
3月2日(日) 17:30~20:30
【開催場所】
館内各所
【対 象】
小学生以上 先着 80名
※しんかい 2000 乗船体験は小学5年生以上
※18歳未満は保護者同伴、保護者の方もチケットが必要です
保護者1名につき10歳以下のお子さま3名まで
【参 加 費】
・「しんかい 2000」乗船体験付きチケット(小学 5 年生以上/10 名) 4,500 円
・小、中学生 2,500 円
・高校生以上 3,500 円
【参加方法】
2月7日(金)10:00 よりホームページでお申込み/定員になり次第受付終了
メンダコアイス
えのすいの深海展にあわせて、深海のアイドル「メンダコ」のイメージをしたちょっとゆる~い感じのスイーツが新登場!
もちっとした触感のぎゅうひとバニラアイスの組み合わせは冬アイスにおすすめ!
【販売場所】
オーシャンカフェ(2F)
グソクムシパン
肉まんの具が入ったインパクトのあるグソクムシパン。実際に展示しているオオグソクムシの仲間と見比べてみてください。
【販売場所】
オーシャンカフェ(2F)
【価 格】
320円
あわたんのキーホルダー付きドリンク
ライチフレーバーの人気ドリンク、既存のキーホルダー7種類に加えて、新たに「メンダコ」が加わります!
※キーホルダーのデザインは選べません。
【販売場所】
あわたんカフェ(1F)
【価 格】
662円
ぬいぐるみくじ メンダコ
外れなし!深海のアイドル「メンダコ」のぬいぐるみクジ新登場!
※なくなり次第終了します。
【販売場所】
オッタ―ショップ 横(2F)
【価 格】
1回 1,100円
えのすいの深海展 オリジナルフォトキーホルダー
「えのすいの深海展」期間限定のフォトキーホルダーを販売します!
記念撮影にご参加いただくと、オリジナルフォトカードをプレゼント!(1グループ 1枚)
【販売場所】
相模湾ゾーン 2F フォトコーナー
【価 格】
1個 1,400円
深海展にご協力いただいたイラストレーターのご紹介
かわさきしゅんいちさん
絵本作家/イラストレーター
1990年大阪府吹田市生まれ。2017年に『うみがめぐり』(仮説社)で絵本作家デビュー。挿絵・装画の仕事では『アノマロカリス解体新書』など多数。
生き物同士のつながりを愛し(人間も含む)恐竜でもバクテリアでも、時代や種類を問わずさまざまな生き物を描く。