展示一覧
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- えのすいeco環境水槽
イルカショースタジアムで生活しているバンドウイルカの「ミュー」は、“えのすい”歴33年目になるベテランイルカです。
そんなミューの仲良しのイルカといえば、同じバンドウイルカの「ルイ」です。
歳も近く、お互い子育て経験もあるからか、いつも一緒に泳いでいます。
そんなミューですが、最近珍しいコンビで泳いでいることがあります。
ルイの娘の「サワ」です!
朝、私がショースタジアムを覗きにいくと、2頭で仲良く泳いでいるところをよく見かけるようになりました。
身体の大きくて黒っぽいミューと、小柄で色白のサワ。
見た目も歳も離れている2頭ですが、ジャンプも息ぴったりです!
昨年8月、北海道からやって来た2尾の若いオオカミウオですが、2週間後、そのうちの1尾が元からいる大きな個体と妙に仲良くなってしまいました。
当時( 2020/09/17 仔犬のようなオオカミウオ )を振り返ってみますと、すでにつがいのように寄り添っていましたね・・。
実は、この写真を撮影した深夜にオオカミウオ同士で闘争?があったらしく、もう一方の若い個体が負傷して、しばらく予備水槽にて療養となったのでした。
本種の口は(名前の通り)かなり大きく開き、鋭い牙もあります。さらに、貝やカニを噛み砕く強力な顎も持っているため、まともに攻撃を食らうと、かなりの傷となってしまいます。
みなさん こんにちは。
寒い日が続きますね、、、
寒い日だからこそ、いつも以上に感じることができることがあります。
それは、
昨年まで相模湾大水槽では「フィンズ」と「うおゴコロ」という 2つのショーを行っていました。
現在、新型コロナウイルス感染防止のため、ショー仕立てではなくミニパフォーマンスとして不定期で「サカナミニライブ」と「えのすいトリーターとさかなたちのふれあいタイム」をおこなっています。
「えのすいトリーターとさかなたちのふれあいタイム」は、うおゴコロの水中で魚たちとのふれあいに特化したパフォーマンスで、魚たちのメンバーはうおゴコロと変わりません。
イシガキダイの「モノドン」、ウツボの「ラックス」、ホシエイの「オセロ」たちとトリーターがふれあいますが、大きな違いは、今まで専属のうおゴコロトリーター以外の新人さんがふれあいに参加していることです。
さて昨年、うおゴコロメンバーのヒラニザの「チルチル」がかなりのケガをしました。
犯人(犯魚?)は判りませんが、大型の魚にかじられたのでしょう。
もちろんふれあいに参加しませんし、トリーターが近寄ると逃げるようになりました。
そこで、魚病に強いトリーターがチルチルを取り上げ、バックヤードで治療してくれました。
ひと月くらい治療をしたでしょうか、ケガは癒えて状態は良さそうでしたが、何も食べないとのこと、大水槽よりはるかに狭い治療用の水槽ではストレスがかかっているのかもと、思い切って相模湾大水槽に戻しました。
「チルチル」は丸い窓の辺りがお気に入りでした。
大水槽に戻ってもやはり丸い窓にいましたが、体色を暗化させてものすごく不機嫌な顔?をしています。
案の定、ふれあいには参加しませんし、あからさまにトリーターを避けています。
「モノドン」などのように、うおゴコロに参加していたメンバーは取り上げ後もふれあいにきていましたから、よっぽど根に持っていたのかもしれません。
我々が「チルチル」を思って治療したとしても、「チルチル」には怖い思いしかないかもしれませんから(そのためにもハズバンダリートレーニングは必要なのです)。
「チルチル」は約9年前、クロホシイシモチやベラ類を狙った釣り採集で “えのすい”にやってきました。
「チルチル」は『ヒラニザ』というニザダイの仲間で、ナンヨウハギやクロハギと近縁です(尾びれを使わず、胸びれをパタパタはばたかせて泳ぐようすは某アニメーションのナンヨウハギのキャラクターと同じ泳ぎ方です)。
元々南方系の種族で、季節来遊魚としてやってきたのです。
その釣り採集の際、同行した女性トリーターに釣り上げられました。
その時の体長は5cmほど。
季節来遊魚水槽に、と思ったのですが、他の魚たちに混ざって「潮だまり(タイドプール=通称 じゃぶじゃぶ池)」水槽に入りました。
すぐに大水槽へ出て(じゃぶじゃぶ池と大水槽は繋がっています)、長窓右端の岩組でくらすようになりました。
大水槽には大きな魚も多く暮らしています。食べられてしまわないかと心配でしたが、瞬発力に長けていたためかすくすくと成長し、体長が 20cm位になったころ、突然うおゴコロに参加するようになりました。
明るい体色と、楽しそうに後をついてくる姿はとても可愛らしく、また たいそう真面目で、「モノドン」がさぼっていても「チルチル」はうおゴコロに参加してくれるので、トリーターたちも信頼を置いていました。
はじめのうち、大水槽に戻った「チルチル」にトリーターたちは近寄って、食べ物を差し出していましたが頑なに拒否し、逃げてしまいます。
あまり深追いすると逆に嫌悪になってしまうので、トリーターから寄っていくのは止めました。
それから数か月、「チルチル」はトリーターの所にくることはなかったのですが、昨年末くらいから、ぽつぽつと「チルチル」が姿を見せるようになりました。
トリーターの所にくるときは、今までの明るい虹模様です。
コロナ禍、どうしても暗い話題が目立ち ネガティブになってしまう日が多いと感じています。
私は動物と向き合う際、自身のネガティブは伝染してしまうと思っており、いつも気をつけなければと思っています。
自分が明るくなければ上手くいかないのでは、そう思っていました。
でも意外にも、ここ最近は なんとなく上手くいくことが増えてきました。
ハナゴンドウの「ビーナ」は苦手としていた体重測定ができたり、ゴマフアザラシの「オガ」は採血ができたりと喜ばしいことが続いております。
カピバラの「ココロ」ですが、先月初めて採血ができました。ちょっとビビりーな性格のココロが、採血できるようになるなんて…本当によく頑張りました。
採血ができるようになるまでの道のりは、ざっっっと言うとこんな感じです。
① 台に前肢をのせる
② 前肢を握って血管を浮き上がらせ(駆血)、その状態をキープする
③ アルコールを浸した綿で前肢を拭いてもじっとしている
④ 針金や爪楊枝を血管の上に当ててもじっとしている
⑤ 実際の針を当ててもじっとしている
⑥ 針を刺してもじっとしている
これを、トレーニングの中で一つずつ、ちょっとずつ、しっかり時間をかけて行っていきます。すべての工程でココロの協力なくしては絶対にできません。
毎回のセッションで「今日はここまでできるようになる」という目標をたて、ココロのその日の状態や、周りの環境(気温や天気)に合わせて行動を求め、徐々にレベルを上げていきます。また、トレーニング後は砂場でマッサージをして、ココロとの距離を縮めます(私はここがとっても大切な工程だったなと思っています)。
そして、トレーニングを続けること約一年…
世知辛い世の中ですが、ネバーギブアップ精神でいきましょう!
今回はフンボルトペンギンの「ウメ」と「ソラ」について書きます。
「ウメ」と「ソラ」は昨年の4月生まれで、親元を離れてからは僕がごはんの量、体重等を管理しているペンギンたちです。
そんな2羽の最近挑戦していることが、大人に混ざってごはんを食べること。
ごはんの風景はこちら。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言が発出されて気持ちがナーバスになってしまうと思いますが、みなさんにはなにか楽しむことのできるものはありますか?
私はトリーターになり、9か月が経ちました。
あっという間ですね。。。
この 9か月の中で、一番大事なことを学びました。
それは、「楽しむ」ことです。
勘違いしてほしくないのですが、でたらめに仕事中にワイワイ楽しむということではありません。
そうですね。「動物と一緒に楽しむ」といったほうが良いかもしれません。
みなさん、“えのすい”にご来場されたことのある方は、トリーターが動物と向き合って一緒にいる姿を見たことがあると思います。
私がトリーターになる前は、その姿を見て、動物が生き生きしていてトリーターも一緒に楽しんでいるように見えました。
実際にトリーターになって、動物と一緒に楽しむということが大事である一方で、一番難しいことであると実感しました。
動物と向き合っている時間の中で、一緒に楽しむこと以外にも体調管理やトレーニングなどやるべきことが沢山あります。
それらに強く意識がいってしまい、一緒にいる時間がもどかしい時間になってしまうことが多々ありました。
そこで、先輩方に教えられたことが「動物と向き合っている中で、その瞬間に感じたことを口に出す」ということです。
動物と向き合っているとうまくいくこと、うまくいかないことが沢山あります。
そんな時に、心の声を表に出すことで自然と楽しい気持ちが沸いてくる気がしました。
なぜかわかりません(笑)。しかし、本当に楽しい気持ちが沸いてきました。
単純なことかもしれませんが、複雑に考えず単純に考えるということが「楽しむ」うえで大事なのかもしれません。
みなさんが、“えのすい”にご来場されてトリーターが動物と向き合っている場面に出くわしたら、そっと近づいてトリーターの声に耳を傾けてみてください。
もしかしたら、動物たちとその瞬間に感じたことを声に出して一緒に楽しんでいるかもしれません。
私もみなさんに動物と楽しんでいる姿を届けられるように頑張ります。
みなさんこんにちは!
毎朝寒くてなかなか布団から出られない藤田です。
寒い日が続いていますので、みなさまも体調にはくれぐれもお気を付けください。
さて、現在相模湾大水槽には期間限定で「光の宿る木」が設置されています。
昨年の 3月から 10か月が経ち、また同じように宣言が発出され大変な時期をお過ごしかと思います。
みなさん、くれぐれも体調にはお気を付けください。みなさんの健康を一番に祈っております。
そんな大変な中、みなさんに少しでも笑顔と勇気を与えられるようにという気持ちで、“えのすい”のイルカショースタジアムでは毎日イルカ・アシカショー「きずな/kizuna」を全力でお届けしています。
前半はアシカが 2頭やってきて、それぞれのトリーターと一緒に楽しく遊び、音楽に合わせたダンスを披露します。
後半はイルカとトリーターの出番です。
今まさに練習している種目を応援してもらいながら見ていただき、みなさんと一緒にイルカに合図を出し、そして迫力のあるジャンプを披露します。
正直、僕たちも毎日のニュースなどを見ていると不安な気持ちになることもあります。
でも、今しか伝えられないこともあると信じて、僕たちは今日も全力で「きずな/kizuna」をお届けいたします。
2021/01/16 イルカ・アシカショー「きずな/kizuna」
2021/01/08 トリーター成長日誌 Season 2 Part 4
2021/01/06 鳥インフルエンザ対策にご協力ください!
2021/01/01 2021年 新しい年の始まりです、明けましておめでとうございます。
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