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えのすいトリーター日誌

2019.10.19 トリーター:岩崎

2019/10/19 第50回藤沢市総合かがく展

会場入口の水槽展示
会場入口の水槽展示

第50回藤沢市総合かがく展が、湘南台文化センターこども館で開催されています。
藤沢市教育委員会が主催で、市内の小・中学生が、夏休みに取り組んだ自由研究作品の中から、学校推薦によって選ばれた約1,500点の作品が展示されています。
身近な自然や環境、生物や化学、生活に関することなど、力の入った作品群の中には、“えのすい”で調べたことをまとめた作品もあって、毎年楽しみにしています。

新江ノ島水族館は、会場入口の水槽展示で協力させていただいています。
今年は新江ノ島水族館開館15周年とクラゲ毒に関する解説と、アマクサクラゲを展示しています。

藤沢市総合かがく展は第50回、湘南台文化センターこども館は30周年、新江ノ島水族館は15周年ということで、偶然にも節目の年が重なりました。
子どもたちの作品を通して、家族みんなが科学に興味を持つきっかけになる大切な展示会なので、これからも毎年続いていくことを願っています。

第50回藤沢市総合かがく展は、2019年10月22日(火)までです。
湘南台と片瀬江ノ島は近いので、かがく展をご覧いただいた後は、“えのすい”にも遊びに来ていただけるとうれしいです。
クラゲをはじめ、たくさんの生き物たちがお待ちしています!

広報ふじさわ「市政情報」- 第50回藤沢市総合かがく展


アマクサクラゲ


2019.10.18 トリーター:樋口

2019/10/18 今週のおすすめ

今年産の季節来遊魚
今年産の季節来遊魚

みなさま、台風の被害は大丈夫でしたでしょうか。
被災された方々の一日も早い復興をお祈りしています。

めっきり涼しく秋らしくなってきましたね。
金木犀の香りがとても好きなので外に出るのが嬉しいです。
少し涼しくなってお出かけもしやすい季節です。ぜひ、えのすいに遊びにいらしてください。

では今週のおすすめです。

今年産の季節来遊魚

16日に展示変更をしたばかりです!
昨年採集した魚たちを、今年採集した魚たちにがらっと入れ替えました。
小さくてあどけない幼魚たちがとても愛らしいです。

一年、この水槽で大きく育った昨年産の魚たちはバックヤードでようすを見た後、トロピカル水槽に仲間入りの予定です。

季節来遊魚ってなんぞ?という方は私が毎年しつこく書いているトリーター日誌をご覧ください。
簡単に言いますと南の海の魚が黒潮にのって関東の海にやってくるよ!ということです。

毎年、水温や黒潮の蛇行具合で流れてくる魚の種類、数が変化します。
今年は結構良いという噂を聞いていたのですが、予定していた採集日が両日とも台風のあとでした・・・。特別、レア種は出会えませんでしたが、ここ数年でいちばん採れた種類が多いかな?

逗子沖水槽 ちびハコフグたち

↑の季節来遊魚採集のときに採れました、小さなハコフグとシマウミスズメを逗子沖水槽に追加しました。
コロンとした丸い体と小さなヒレで泳ぐ姿は結構人気があります。


ハコフグ


シマウミスズメ

イシガキフグのグギョットちゃん

さかなクンさんが取材でいらした際に、イシガキフグのグギョットちゃんをえのすいにプレゼントしてくださいました!(手描きの解説板も!)
今どこにいるかと言いますと、水族館入ってすぐの波の出る水槽の左(じゃぶじゃぶ水槽と呼んでいます)に暮らしています。
ここにはもともと先住のイシガキフグがいたのでグギョットちゃんと仲良くできるか心配でした。
でも、いざ同居をはじめてみると意外と仲良し!
特に小競り合いや威嚇もなく、むしろなんだか連れ立って泳いでいることが多いのです。
先住のイシガキフグはちょっと食欲を無くしていて、体調が悪いのかなぁと思っていたのですが、食欲旺盛なグギョットちゃんにつられてとてもよく食べるようになりました。

結構魚は種類同士、個体同士でも相性がありますが、先住のイシガキフグとグギョットちゃんは相性が良いみたいです。

えのすいのニューフェイスたちにぜひ、会いに来てくださいね!




相模湾ゾーン


2019.10.18 トリーター:松崎

2019/10/18 ビーナの挑戦は続く…


以前のトリーター日誌で、ビーナが最近できるようになったこととして、私の目の前から離れ、距離をとった位置まで移動する、そして、合図に応える、ということについてお話ししました。
[ 2019/09/06 ビーナの成長! ]

今までは、離れた位置で「ダンス」というその場でクルクル回ることしか応えてくれませんでした…
でも、最近もう一つ応えてくれるようになりました。

それは…「水吹き」という口から水しぶきを出すことです。
ビーナの水吹きはバンドウイルカと口の形が異なるため、ピュッと!とても可愛らしいです。
このビーナの水吹きを見た方はビーナのファンになること間違いなし♪

まだまだ練習途中で完成度は低く、ビーナの気分でできたりできなかったりとありますが…

一生懸命考えて、応えようとしてくれているビーナの姿はとても可愛らしいので、会いに来てくださいね。

そして、ショーの中で練習している姿を見たときには応援よろしくお願いします。

きずな/kizuna


2019.10.16 トリーター:倉形

2019/10/16 ヨモギ

コツメカワウソ「ヨモギ」
コツメカワウソ「ヨモギ」

サクラに齧られたひげが最近伸び始めて来た母親のミサキ、兄妹のカシワ・オモチです。
父親のヨモギも同じくひげが伸び始めて来てはいたのですが、給餌時にヨモギの顔をじっくり観察すると・・・、なんと右側のひげが以前よりも短くなっているではありませんか。恐らく再びサクラにひげを齧られたのではないか?(何分にも齧っている場面を見ていないので憶測にはなりますが・・・)

ヨモギは子煩悩な父親なので、例えば子どもたちが遊び、ヨモギが寝ているハンモックに3頭が乗り、人間の子どものようにはしゃぎ、ヨモギが揉みくちゃにされ顔を踏まれたりしても、怒ることも無くそのまま眠り続けることがよくあります。(恐らくはただ単に眠くて、子どもたちの素早い動きに対応が出来ないため、諦めているのかも知れませんが・・・)
ヨモギの性格と年齢(11歳)から来る要素だと思いますが、普段から動作はゆっくりめではあります。

しかし、給餌時、お腹の空き具合にもよりますが、常にトリーターに注目し、次に出されるサインは何か?と、トリーターの一挙手一投足をよく見ており、切れの良い動きも見せてくれます。

ヨモギは、親子で展示舎内を動き回る際は、比較的みんなの後方からゆっくりとついて行き、家族を見守っています。しかし、母親のミサキが何かに反応して、大きな声で鳴き叫んだりすると即座に反応し、ミサキよりも先頭に立って警戒し、いざとなるとその対象物に向かって行き噛みます。
普段はのんびりと穏やかな性格の「ヨモギ」ですが、何か危機的状況になった場合、「雄として、雌を守る。」また「父として家族を守る。」という姿を見ると、人間よりも小さな体であらゆる敵に向かって行く動物としての本能には、飼育者としても感心します。

11歳のヨモギ。これからもみなさんの前でいろいろなパフォーマンスを見せてくれると思います。
10月の土日祝日には「 見てみよう!コツメカワウソのごはん(ハロウィン編 )」を開催しますので、ぜひヨモギとミサキのかわいらしい姿を見に来てください。

関連日誌
2019/10/06 彼らのヒゲのその後!


2019.10.15 トリーター:大下

2019/10/15 行ってまいりました!国際会議! 3

私から始まり、鈴木トリーターが続き、早くも第3回になります。お付き合いください。
さて、みなさんが想像するに国際会議と聞くと、どのようなイメージを持つでしょうか?
誰しもが固いイメージを持たれることでしょう。
厳粛な雰囲気の中、スーツを着込んだ世界中のトレーナーが動物について話し合うみたいな・・・
しかし、IMATAはまったく違います。年に1度のお祭りです。パーティーです!!
もちろん、動物に関する真面目な発表、討論なども行います。でも、参加者全員で楽しみ、親睦を深めるといったほうが正解です。

IMATA開催前日に参加者の親睦を深めるためのパーティーがありました。
鈴木トリーターも紹介していますが、パーティーをもう少し詳しく紹介します。
これはブラスバンドがニューオーリンズの街を練り歩いた後、水族館に到着した写真です。
ブラスバンドの後ろには会議の参加者が付いてきています。


そして、パーティーの始まりです。
DJブースがあり、男性、女性のダンスチームがダンスをしまくります!



男性、女性チームとも、とにかく圧巻です! ダンスも最高で会場は盛り上がりました。
特に男性チームはヘアバンドにTシャツは短パンにIN、そしてハイソックスと何ともいえない格好で踊りまくり!最高でした。
参加者たちは飲めや、唄えやの大騒ぎ。全員が楽しんでいます。
私は 3回 IMATAには参加しています。今まで参加した中でも今回はいちばんパーティー感が強かったです。遊びに行ったの?と思われる方がいるのも当然かと思います。
しかし、この場ではスーツを着て生真面目にいる方が完全に浮きます。これもIMATAの一環でもあります。
現に初参加の鈴木トリーターはこの雰囲気に愕然としていました。日本での会議体ではありえない光景だったので、カルチャーショックを受けてました。
でも、「IMATAはこうなんだ」と受け止めて、早い段階から楽しんでいましたよ。
当然、私も大いに楽しみました。
そして、水族館の水槽ではこんな粋な計らいもあり、参加者たちを喜ばせていました。


パーティーについてはこのぐらいして、私からは発表当日についてお話します。
これまたいろいろとありました・・・
発表者は当日の朝に議事進行をする方との打ち合わせがあるとのことだったので、会場に向かったのですが、なんと! 開いてません・・・
30分遅れて会場が開いたのですが、今度は進行をする方がなんと! おりません・・・
結局、打ち合わせすることなく、発表のスライドがきちんと稼働するかを確認して終了。
そして、会議が始まったのですが、会議場のクーラーが効かせ過ぎで極寒・・・
鈴木トリーターは自分が発表をする 9:00まで 1時間あったので、準備を兼ねて自主避難。
今度は会議が珍しく前倒しで進み、8:50に終了。10分ぐらい空いたので、休憩を入れるだろうと思っていたら、なんと! そのまま続行。
「まずい! 鈴木さんがいない!」と思っていたら、空気を察知してか、鈴木トリーターが戻ってきました!
そして、気持ちを切り替える間もなく、壇上へ直行・・・
日本だったら進行する側の不備で怒るで! ・・・しかし、ここはアメリカ。Greatです・・・

しかし、こんな災難にもめげずに鈴木トリーターは発表をやり遂げました!
用意した発表や映像に聴講者からも良い反応が見られたので、私としても一安心。
贔屓目にみても、発表が終わった後の拍手が長く、そして多くいただけたように感じました。
とにかく、準備に準備を重ねたわれわれの力作を披露することができて、ホントに良かったです。

実は発表を作成している時も、てんやわんやでした・・・
締め切りが 9月上旬だったのですが、締め切りの 2週間前に鈴木トリーターが完成していた発表の内容を変えたいと!
本当ですか?!と思いましたが、彼の言うことが理にかなっていたので承諾・・・
そして、今度は締め切り 2日前(確か・・・)に今度は4ページのスライドを 1ページにできませんか?と!
正気ですか?!と思いつつも、彼が困っていたので 2時間ぐらいで 1ページに集約し直して、締め切りに間に合いました。
最後の最後まで完成度にこだわる鈴木さんはGreat!
そして、お疲れさまでした。

さて、私からニューオーリンズについてはこれぐらいにします。
次回あたりには当館からの発表について、鈴木トリーターから紹介があるはずです。
アメリカに出向いたついでというわけではありませんが、ニューオーリンズの帰りにアトランタとシカゴにも寄ってきました。
次回はアトランタでの視察について紹介します。お楽しみに!

関連日誌
2019/09/23 行ってまいりました!国際会議!
2019/10/05 行ってまいりました!国際会議! 2


2019.10.14 トリーター:遠山

2019/10/14 ゴマフアザラシ『ココ』の引継ぎ

ゴマフアザラシ『ココ』と鷲見トリーター(左)、花上トリーター(右)
ゴマフアザラシ『ココ』と鷲見トリーター(左)、花上トリーター(右)

ただいま後輩たちに、担当動物の引継ぎを急ピッチでおこなっています。
これまで色々な個体を引継ぎしていますが、現在はゴマフアザラシの『ココ』です。
『ココ』は、えのすいに来てから私がずっと担当していましたが、そろそろ私の出番も少なくなりそうなので、2名の後輩が引き継ぐことになりました。
その2名のトリーターは、鷲見さんと花上くんです。
最近では、この2名が『ココ』との練習を頑張って色々とやっていますよ。
タイミングがよければ、アザラシたちの給餌の時間に、2名の頑張っている姿が見られるはず。

また『オガ』は、人の上に乗って遊ぶ練習もしています。


ゴマフアザラシ『オガ』

アザラシチームに、新たに鷲見さんと花上くんの2名のトリーターが加わりました。
これからも応援、よろしくお願いしますね。

ペンギン・アザラシ


2019.10.11 トリーター:笠川

2019/10/11 今週のおすすめ

マツカサウオ
マツカサウオ

今月末はハロウィンということで、何に仮装しようかと悩んでいる方もいるかもしれません。
ぜひ、海の生き物たちも候補に入れてみてください。
そして、ちょっと他の人とは差をつけたいという方、さらに一工夫として、光るものにするアイディアはどうでしょう。
3種類ほどあげます。

イチオシは、マツカサウオです。
ゴツゴツした体が特徴で、黄色に黒いライン、パイナップルみたいにも見え、おしゃれです。
この体が、松ぼっくり(松かさ)に似ていることからその名がつき、本当にカチカチの体をしています。
初めて触ったとき、本当にびっくりしました。ヒレ以外は本当に魚とは思えない硬さです。
そしてこの魚、光っています。
あごの下あたりが、ぼやぁっと光っています。
ただ、ものすごい弱い光なので、本当に真っ暗にならないとわかりません。
ある水族館が停電してしまったときに光ることが発見されました。

続いて、ヒカリキンメダイ


マツカサウオに比べて、しっかりと光っていることがわかります。
複数で仮装して、コミュニケーションを表現しても面白いかと思います。
マツカサウオもヒカリキンメダイもあごの下や目の下にいる発光バクテリアが光っています。
この光を保つためには、餌にこちらも光るアミエビ(コマセアミ)などを与えることが必要です。

最後に、オワンクラゲ

傘の縁に、ブラックライトをあてると、緑色蛍光タンパクがきれいに光ります。
きれいな輪が見られます。これをうまく活かして衣装を考えてみてください。
頭の上に傘を作るか、スカート風に作るかなど、いろいろな表現が出来るか思います。

衣装をこだわろうと思えば、その生き物のことをよく観察しようと思うはずです。
ぜひ、よく知るきっかけにつながってくれると嬉しいです。


2019.10.11 トリーター:佐野

2019/10/11 アオウミガメ 全部出ました


先日戸倉トリーターの日誌で、昨年生まれのアオウミガメが1個体 大きなプールにデビューした記事を掲載させていただきました。
引き続きもう1個体もトレーニングが完了し、大きなプールへデビューを果たしました。
戸倉トリーターの日誌にもありましたが、先に展示に出た個体に比べ、トレーニングの進み具合がゆっくりだったため、遅れての展示となりました。
というのも、この個体(以下No.2)、とっても臆病といいますか、びっくりしやすいといいますか、何か違うことが起こると大暴れする性質なのです。
周囲をよく見ている個体なのでしょう。

一方先に大きなプールに出た個体は、割と悠然と構えている節があります。
は虫類のウミガメですが、こんなに個性が多様です。
No.2は臆病なので、大きなプールの中で頑張っていけるか心配な部分もありましたが、3日後には成体のウミガメから野菜を奪いに行くガッツを見せてくれましたので一安心です。

これで“えのすい”にいるアオウミガメは全て展示に出すことが出来ました。
この時期しか見られない成体との大きさの違いに驚いてみてください。

ウミガメの浜辺


2019.10.10 トリーター:島森

2019/10/10 ある朝の獣舎掃除

ミナミアメリカオットセイ「ルシア」
ミナミアメリカオットセイ「ルシア」

前回のトリーター日誌に「ミナミアメリカオットセイ」のお話を載せたのですが、今回も同じく「ミナミアメリカオットセイ」のお話。

先日、ショースタジアムにある屋内の獣舎の掃除をしていました。アシカたちはみんな、扉を開けると部屋から出てきて、掃除が終わるまで各々思うように過ごしています。

ところが、ミナミアメリカオットセイの「ルシア」の部屋の扉を開けても、寝ていて一向に出てきません。仕方がないので、他の部屋を先に掃除をしました。
そろそろ起きているであろうと思いながら部屋を覗くと、まだ寝ている…。
「ルシア、起きて~」と声をかけるもピクリとも動きません。ここまで起きないならそのまま掃除するしかないと、ルシアが寝ている周りをホースで水を流しながら掃除をしていきました。

ルシアはようやくモソモソと動き始めました。よかったと思ったのも束の間…ルシアは部屋の奥へと進み、大きなため息をついてから再び寝始める。「えぇ、そこで寝ないで~掃除できないよ」と声をかけてみましたが、伝わるわけもなく寝ています。

最終的には、寝ている横にあった大きなプールも動かして掃除をし始めたところで、ようやく起きました。

寝るのが大好きなルシアですが、ここまで起きてこないことは珍しい。ちょっと体調が悪いのかと心配しましたが、本人はいたって問題なく、その後は他の子たちと楽しそうに遊んでいました。よかった~(^^)

[ 2019/09/12 仲が良いと寝相も似るのか? ]

イルカショースタジアム


2019.10.09 トリーター:櫻井

2019/10/09 ドクウツボのやる気

先日ご紹介したドクウツボですが、今日はとても元気な姿を見せてくれました。
これはやる気まんまんですね!
でも同居してる魚は食べちゃダメ!
[ 2019/09/25 南方系の魚の魅力 ]


力みなぎるドクウツボ

太平洋


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